【二字熟語】
須臾
【読み方】
しゅゆ
【意味】
短い時間。しばらくの間。ほんの少しの間。
【語源・由来】
「須」は「わずかの間。しばらく。」
「臾」は、しばらく、わずかの意の「須臾」に用いられる字。
【類義語】
しばらく、咄嗟、瞬時、暫時、寸刻
須臾(しゅゆ)の使い方
須臾にして消えたね。
地震ってすごいパワーよね。
歴史も思い出も日常も須臾にして消し去るんだからね。
決めたわ。私は科学者になって、地震を予測することができるようにするわ。
須臾(しゅゆ)の例文
- あれから10年の年月が経ったが、須臾も忘れなかった。
- 長く苦労して築いた信頼関係が須臾にして崩れ去った。
- いずれは須臾にして消えゆく私の運命ではないか。(三木清、人生論ノート)
- 須臾でしたが、理解するのに時間が必要でした。
- 猛攻撃を受け、須臾にして美しかった街が無残な姿に変わりました。
「須臾」と「刹那」の時間の違いは?
「須臾」に似ている語に「刹那(せつな)」があります。
「刹那」は、
梵語「kṣaṇa」の音写で、
①仏語。時間の最小単位。1回指を弾く間に60あるいは65の刹那があるとされる。
②きわめて短い時間。瞬間。
という意味です。
「須臾」も「刹那」も、時間の単位として使われます。
「須臾」・・・一昼夜の1/30を指す時間の単位。
「刹那」・・・時間の最小単位。1回指を弾く間に60あるいは65の刹那があるとされる。
という違いがあり、「刹那」の方が短い時間を表します。