「猖獗」の意味と使い方や例文！「猖獗を極める」とは？（類義語・対義語）

【二字熟語】
猖獗

【読み方】
しょうけつ

【意味】
①たけくあらあらしいこと。悪い物事の勢いの盛んなこと。
②［三国志（蜀志、諸葛亮伝）］傾きくつがえること。失敗すること。猖蹶。

【語源・由来】
「猖」は「くるう。たけりくるう。あばれまわる。」
「獗」は「たける。くるう。暴れまわる。」

【類義語】
跳梁跋扈、瀰漫、氾濫

【対義語】
沈静化する、収束する、正常化する、繁栄する、興隆する

猖獗（しょうけつ）の使い方

新型コロナウィルスが猖獗を極めていたね。

まだまだ感染者は多いけど、亡くなる方は減ったわよね。

後遺症の心配や未知の部分が多い点は怖いけど、初期のころのような怖さはないね。

気をつけながら付き合っていくしかないわよね。

猖獗（しょうけつ）の例文

1. 町の衛生状態を保つことで、疫病が猖獗しないようになった。
2. 黒船が来航し、コレラや麻疹が猖獗を極めました。
3. 校内でインフルエンザが猖獗を極めています。
4. 猖獗を極める中、挙式をあきらめるカップルが多かった。
5. 今は猖獗を極める感染症だが、いつかは必ず収束する。

「猖獗を極める」とは？

「猖獗」を用いた語の一つに「猖獗を極める（しょうけつをきわめる）」があります。

「猖獗を極める」とは、手がつけられないほど荒れ狂うことをいいます。

【例文】
・警備が手薄になり、海賊の勢いが猖獗を極めた。
・この頃日本では、左翼運動が猖獗を極めていました。
・ロシア軍のマリウポリ爆撃が猖獗を極める。