【二字熟語】
寸暇
【読み方】
すんか
【意味】
ほんの少しのあき時間。
【語源・由来】
「寸」は「ごくわずか。」
「暇」は「仕事のない時間。仕事のあい間。」
【類義語】
束の間、一刻
寸暇(すんか)の使い方
僕の学力では合格することができないんだろうな。
寸暇を惜しんで勉強したら合格するわよ。
寝る間も惜しまないとだめ?
寝る時間は、勉強の効率を上げるために大事よ。ただ、健太くんは寝すぎるからだめなのよ。
寸暇(すんか)の例文
- 彼は、寸暇もない忙しさが続いていた。
- 寸暇を惜しんで研究に没頭しました。
- 繁忙期で寸暇もないので、君のくだらない話を聞くために時間を割く余裕はないよ。
- 一息入れる暇もなかったが、天候回復待ちで寸暇を得た。
- 健太くんは、寸暇を割いて奮闘を続けている。
「寸暇を惜しまず」は間違い!
「寸暇」を用いた「寸暇を惜しまず(すんかをおしまず)」という表現を見かけることがあります。
しかし「寸暇を惜しまず」は誤用です。
正しくは、「寸暇を惜しむ」、「寸暇を惜しんで」です。
「寸暇を惜しんで~する」という形で使われることが多く、わずかな時間を無駄にすることを惜しんで、事に当たることをいいます。
一所懸命という意味の「骨身を惜しまず」と混同して、「寸暇を惜しまず」という誤用につながったと考えられます。
「寸暇を惜しまず」という表現では、わずかな時間を惜しまないという意味になり、時間の無駄遣いを奨励する語になってしまいます。