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「早計」の意味と使い方や例文!「早計に失する」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
早計

【読み方】
そうけい

【意味】
早まった考え。十分に考えないで判断すること。また、そのさま。

【語源・由来】
「早」は「時間をおかないさま。」
「計」は「くわだてる。くわだて。はかりごと。」

【類義語】
浅慮、軽率、短絡的、性急、焦燥、焦躁、時期尚早

【対義語】
熟慮

早計(そうけい)の使い方

ともこ
空手部部長をやめさせるなんて早計よ。
健太
彼に関する悪いうわさが絶えなかったんだ。
ともこ
単なるうわさに過ぎないかもしれないわよ。彼を失ったら大きな痛手だと思うわ。
健太
そう言われても、もう時すでに遅しだよ。

早計(そうけい)の例文

  1. エコノミストは、悪い円安は一巡との判断はまだ早計と考えているようだ。
  2. 文化祭にアイドルを呼ぶのは不可能と決めつけるのは早計だ。
  3. 早計に結論を出そうとしてはいけない。
  4. 今、その夢をあきらめてしまうのは早計だ。
  5. 早計な判断だったと、今更ながら後悔している。

「早計に失する」とは?

早計」を用いた表現に「早計に失するそうけいにしっする)」があります。

早計に失する」の「失する」とは、「…に失する」の形で「…すぎる」「度を越している」という意味を表します。

早計に失する」とは、判断が軽率すぎる、考えが早まりすぎという意味です。

【例文】

  1. その判断は早計に失した感がある。
  2. 今の業績だけで判断して、その部門を廃止するとは早計に失した。
  3. 断捨離の名のもとに、思い切ってあれもこれも捨てたのは早計に失した。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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