【二字熟語】
早計
【読み方】
そうけい
【意味】
早まった考え。十分に考えないで判断すること。また、そのさま。
【語源・由来】
「早」は「時間をおかないさま。」
「計」は「くわだてる。くわだて。はかりごと。」
【類義語】
浅慮、軽率、短絡的、性急、焦燥、焦躁、時期尚早
【対義語】
熟慮
早計(そうけい)の使い方
空手部部長をやめさせるなんて早計よ。
彼に関する悪いうわさが絶えなかったんだ。
単なるうわさに過ぎないかもしれないわよ。彼を失ったら大きな痛手だと思うわ。
そう言われても、もう時すでに遅しだよ。
早計(そうけい)の例文
- エコノミストは、悪い円安は一巡との判断はまだ早計と考えているようだ。
- 文化祭にアイドルを呼ぶのは不可能と決めつけるのは早計だ。
- 早計に結論を出そうとしてはいけない。
- 今、その夢をあきらめてしまうのは早計だ。
- 早計な判断だったと、今更ながら後悔している。
「早計に失する」とは?
「早計」を用いた表現に「早計に失する(そうけいにしっする)」があります。
「早計に失する」の「失する」とは、「…に失する」の形で「…すぎる」「度を越している」という意味を表します。
「早計に失する」とは、判断が軽率すぎる、考えが早まりすぎという意味です。
【例文】
- その判断は早計に失した感がある。
- 今の業績だけで判断して、その部門を廃止するとは早計に失した。
- 断捨離の名のもとに、思い切ってあれもこれも捨てたのは早計に失した。