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「遭遇」の意味と使い方や例文!「邂逅」「出会い」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
遭遇

【読み方】
そうぐう

【意味】
不意に出あうこと。偶然にめぐりあうこと。

【語源・由来】
「遭」は「あう。であう。めぐりあう。」
「遇」は「あう。思いがけなくであう。」

【類義語】
出会う、直面、会う、邂逅

【対義語】
回避

遭遇(そうぐう)の使い方

健太
先週、登山に行ったんだ。
ともこ
へえ。気持ちよかった?
健太
大きなヒグマに遭遇してびっくりしたよ。
ともこ
無事に帰ってこれて良かったわね。

遭遇(そうぐう)の例文

  1. 困難に遭遇した時、その人の真価が問われる。
  2. 遭遇戦は敵部隊との突発的な接触によって発生する戦闘のことです。
  3. この物語は、作者が実際に遭遇した事件を基にしています。
  4. 家族が乗っていた乗用車が事故に遭遇し、私だけ残されました。
  5. よりにもよって丸腰の時に敵と遭遇してしまった。

「遭遇」と「邂逅」「出会い」の違いは?

遭遇」に似ている語に「邂逅(かいこう)」「出会い(であい)」があります。

「遭遇」と「邂逅」の違いは?

邂逅」は、「思いがけなく出あうこと。偶然の出あい。めぐりあい。」という意味です。

遭遇」も「邂逅」も、偶然出会うことをいいます。

しかし「遭遇」は、好ましくない出会いに対して使われます。

対して「邂逅」は、好ましい出会いに対して使われます。

「遭遇」と「出会い」の違いは?

出会い」とは、
①(「出逢い」とも書く)であうこと。思いがけなくあうこと。めぐりあい。
②(出合い)川や沢などの合流する所。
③(出合い)男女が密会すること。あいびき。
④(出合)取引で、売り手と買い手の値段・数が一致して、売買が成立すること。
⑤連歌・俳諧で、一座の者が順によらず付句のできた者から付けていくこと。
⑥知り合うこと。交際。つきあい。

という意味です。

遭遇」は、不意に出会うことをいいます。

出会う」にも、思いがけなく会うことという意味があるため、共通する部分がありますが、「遭遇」は、好ましくない出会いにだけ使われる点が違います。

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