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「稚拙」の意味と使い方や例文!「幼稚」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
稚拙

【読み方】
ちせつ

【意味】
子供じみて、へたなこと。

【語源・由来】
「稚」は「おさない。わかい。いとけない。また、おさない者。」「拙」は「つたない。まずい。」このことから「稚拙」は「子供じみて、へたなこと」という意味。

【類義語】
幼稚、未熟、拙劣、下手、拙い

【対義語】
巧妙、老巧、老功、巧み、熟練

稚拙(ちせつ)の使い方

健太
ともこちゃん。手紙を書いてきたよ。
ともこ
稚拙な文章ね。文章の勉強をした方がいいわ。
健太
折角書いてきたのに。
ともこ
稚拙すぎて何を伝えたいのか分からないんだもの。

稚拙(ちせつ)の例文

  1. 意欲は感じるけれども、稚拙なものだった。
  2. 稚拙だけど愛情のこもった犬小屋ができました。
  3. 今見ると稚拙な演出だが、当時は画期的だったんだ。
  4. 稚拙な味だが作り手の愛情を感じる。
  5. 監督の稚拙な指揮のせいで勝機を逃した。

「稚拙」と「幼稚」の違いは?

稚拙」に似た意味の言葉に「幼稚」があります。

幼稚」は「①おさないこと。幼少。②考えや技術が未熟なこと。」という意味です。

稚拙」は「子供じみて、へたなこと。」という意味なので同義な部分もありますが、「幼稚」の「おさないこと」という意味が含まれません。

幼稚」は「年齢的に幼い」という意味を含む点が「稚拙」と異なります。