【二字熟語】
難航
【読み方】
なんこう
【意味】
①暴風雨などのために、航行が困難になること。
②障害が多く、物事がはかどらないこと。
【語源・由来】
「難」は「事態がうまくいかない。容易でない。むずかしい。」
「航」は「船で水上をわたる。」
【類義語】
難局、停滞、停頓、遅々、手こずる、苦労、沈滞、難渋
【対義語】
円滑
難航(なんこう)の使い方
練習試合の相手は決まったの?
対戦相手探しが難航していて見つからないんだ。
健太くん率いるサッカー部はそんなに弱いの?
弱くないよ。僕が日本最強のヤンキーという噂が流れているらしくて、だれも試合をしてくれないんだ。
難航(なんこう)の例文
- 考え方の相違で、交渉が難航している。
- 難航していた問題がようやく片付いた。
- 沈んだ船体の引き揚げ作業は難航した。
- 地震による土砂崩れで救援が難航しています。
- その事件の捜査は難航しています。
「難航を極める」とは?
「難航」を用いた表現の一つに「難航を極める(なんこうをきわめる)」があります。
「難航を極める」の「極める」とは、「極点に達した状態になる。この上もない程度までそうなる。」という意味です。
「難航を極める」とは、障害が多く、物事がはかどらない状態がこの上もないことをいいます。
【例文】
- その話し合いは、難航を極めた。
- 両国の通称協議は平行線に終わり難航を極めた。
- 真相を知るキーパーソンは、核心に触れる部分では固く口を閉ざし、取材は難航を極める。