姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「難色」の意味と使い方や例文!「強い難色を示す」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
難色

【読み方】
なんしょく

【意味】
不承知らしいようす。また、非難するような顔つき。

【語源・由来】
「難」は「事態がうまくいかない。容易でない。むずかしい。」
「色」は「感情の現れた顔の様子。顔いろ。」

【類義語】
渋面

【対義語】
喜色

難色(なんしょく)の使い方

健太
なかなか計画が実行に移されないね。
ともこ
一人、難色を示している生徒がいるのよ。
健太
説得できないの?
ともこ
岩のように頑固なのよ。少しずつ懐柔していくしかないわね。

難航(なんしょく)の例文

  1. 健太くんは、ともこちゃんが持ち出した条件に難色を示した。
  2. メンバーの誰かが難色を示しているらしい。
  3. 知事は、景観を壊す恐れがあるとして、その計画に難色を示した。
  4. その提案に、とりたてて難色を示すものはいなかった。
  5. もちろんそこへ行き着くまでにはお延にも多少の難色があった。(夏目漱石、明暗)

「強い難色を示す」とは?

難色」を用いた表現の一つに「強い難色を示す(つよいなんしょくをしめす)」があります。

強い難色を示す」の「強い」は、「程度や度合いが大きい、また、はなはだしい。」、「難色を示す」とは、「不承知らしいようすを示す。賛成できないことを表す。」という意味です。

強い難色を示す」とは、はなはだしく不承知であるようすを示すことをいいます。

【例文】

  1. 彼は、アメリカに移住することに強い難色を示した。
  2. 当初は強い難色を示しましたが、最後には態度を和らげました。
  3. 予算が厳しいことから、県は、強い難色を示している。