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「非凡」の意味と使い方や例文!「平凡なる非凡」とは?(類義語・対義語)

学問・才能・能力

【二字熟語】
非凡

【読み方】
ひぼん

【意味】
平凡でないこと。普通より特にすぐれていること。また、そのさま。

【語源・由来】
「非」は「 …でない。それと違う。…がない。」
「凡」は「一般的で特に目立たない。普通。」

【類義語】
抜群、傑出、卓越

【対義語】
平凡、凡庸

非凡(ひぼん)の使い方

健太
この絵はすごいね。
ともこ
今注目のアーティストの絵よ。
健太
絵を見る目がない僕にも、この絵の非凡さがわかるよ。
ともこ
きっと後世に残る画家になるわよ。

非凡(ひぼん)の例文

  1. 彼は、音楽に非凡な才能があります。
  2. 攻撃では非凡さを見せつけた一方、守備では課題が残った。
  3. 非凡な彼は、端役でも主役以上の輝きを放っていた。
  4. これは非凡な人間には解らないか知れないが、凡人は誰でも知つてゐる。(石川啄木、我等の一団と彼)
  5. 彼が非凡であることは、この作品が証明している。

「平凡なる非凡」とは?

非凡」を用いた表現の一つに「平凡なる非凡(へいぼんなるひぼん)」があります。

平凡なる非凡」とは、イギリスの作家G・K・チェスタトンの「平凡なことは非凡なことよりも価値がある。いや、平凡なことのほうが非凡なことよりもよほど非凡なのである」がもとになった語です。

平凡な日常を続けていくことは、非凡なことであり、非凡な知恵と努力が必要であるという意味です。

【例文】

  1. 災害にあってはじめて平凡なる非凡の意味に気付かされた。
  2. 平凡なる非凡というが、穏やかな日々を過ごすことがいかに難しいことであるかわかった。