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「百折」の意味と使い方や例文!「百折不撓」とは?(類義語)

【二字熟語】
百折

【読み方】
ひゃくせつ

【意味】
何度もくじけること。

【語源・由来】
「百」は「数が多い。たくさんの。」
「折」は「くじく。くじける。」

【類義語】
挫折

百折(ひゃくせつ)の使い方

健太
また負けてしまった。僕には才能が無いんだろうな。
ともこ
百折不撓の精神はどこに行ってしまったの?こんなところで諦めるの?
健太
続ける意味があるのかな。
ともこ
その競技が好きならば、続ける意味は大いにあると思うわ。

百折(ひゃくせつ)の例文

  1. 百折不撓がモットーの選手は多い。
  2. 彼は、百折不撓、不撓不屈の粘り腰で栄冠を勝ち得てきた。
  3. 厳しい状況でも、百折不撓の精神で頑張りぬく。
  4. 百折屈せず、孜々として努め、意気いよいよ軒昂、おびただしい債鬼にひるむことなく、かえって鉱区を拡張し、三井、三菱の先進財閥に拮抗する姿をみせた。(実業之世界社編、財界物故傑物伝)
  5. 健太くんは、百折不撓を身上としている。

「百折不撓」とは?

百折」を用いた表現の一つに「百折不撓(ひゃくせつふとう)」があります。

百折不撓」とは、「何度失敗して挫折感を味わっても、くじけずに立ち上がること。どんな困難にも臆せず、初めの意志を貫くこと。」という意味です。

「撓」は、枝などがたわんだり、まがったりすることで、気力がなえること。「不撓」でくじけないことを意味します。
出典は、蔡邕「橋大尉碑」からです。

【類義語】
・独立不撓(どくりつふとう)
・不屈不撓(ふくつふとう)
・不撓不屈(ふとうふくつ)

【対義語】
・戦意喪失(せんいそうしつ)

【例文】

  1. 健太くんは、思った以上の大胆と、百折不撓の決意を持っている。
  2. 宣教師らは、百折不撓の精神で熱心に布教にあたった。