【二字熟語】
肥沃
【読み方】
ひよく
【意味】
土地が肥えていて、農作物がよくできること。また、そのさま。
【語源・由来】
「肥」は「土地に作物を育てる養分が多い。」
「沃」は「地味が肥えている。」
【類義語】
沃土、豊穣、豊沃
【対義語】
不毛、荒蕪
肥沃(ひよく)の使い方
ナイル川はよく氾濫する川だったのよ。
ナイル川が氾濫することで、上流から下流域に肥沃な土を運んだんだよね。
エジプトはナイルのたまものっていうわよね。
そう考えると、災害を人間の力で無理に食い止めるのではなく、うまく付き合う方法を考えた方がよさそうだね。
肥沃(ひよく)の例文
- この辺りは肥沃でよく灌漑され、農業が盛んです。
- ここは肥沃で容易に開墾ができた。
- 盆地内の地形は平坦で土壌が肥沃だったため、古くから農業が発達してきました。
- 人々が住むのに適した肥沃な土地がなかなか見つからない。
- チグリス川とユーフラテス川が交差する肥沃な三日月地帯は、メソポタミア文明の発祥の地だ。
「肥沃な土」とは?
「肥沃」を用いた表現の一つに「肥沃な土(ひよくなつち)」があります。
「肥沃な土」とは、農作物がよくできる、肥えた土のことをいいます。
【例文】
- 風が強いこの地方は、穀倉地帯を維持するために、肥沃な土が飛んでいかないよう防風林が必要不可欠です。
- ウクライナには、世界で最も肥沃な土とされるチェルノーゼムが分布している。