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「正当」の意味と使い方や例文!「正統」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
正当

【読み方】
せいとう

【意味】
正しく道理にかなっていること。

【語源・由来】
「正」は「間違いがなくただしい。いつわりがない。」
「当」は「あてはまる。道理にかなう。」

【類義語】
正義、正しい、正規、本式、正道

【対義語】
不正、理不尽、不当

正当(せいとう)の使い方

ともこ
健太くん。人を殴ったんですって?
健太
タコ殴りにされたから殴り返したんだよ。正当防衛だ。
ともこ
殴られるようなことをしたの?
健太
何にもしていないよ。僕は被害者だよ。

正当(せいとう)の例文

  1. 健太くんは、自らの行為を正当化しようとしている。
  2. ボクシングは、法律的に正当業務行為といえるので、暴行罪や傷害罪に該当しない。
  3. ともこちゃんは、政策の正当性を主張した。
  4. 正当な理由もなく、他国の権利を侵害する行為は許されない。
  5. 撲を正当に評価してくれない会社なんて辞めてやる。

「正当」と「正統」の違いは?

正当」と同じ読み方の語に「正統」があります。

正統」とは、
①正しい系統・血筋。嫡流。
②創始者の教え・学説・思想などを正しく受け継いでいること。
③その時代、その社会で最も妥当とされる思想や立場。

という意味です。

正当」は、正しく道理にかなっていることを意味します。

対して「正統」は、「源家の正統を継ぐ」のように、直系の系統や血筋のことをいいます。

また、伝統やしきたりを正しく伝えていることという意味もあり、「正当」とは読み方が同じですが、意味が違います。