【二字熟語】
欲目
【読み方】
よくめ
【意味】
自分の欲、愛情、好みなどのために、自分や自分に関係のある者に都合よく物を見る見方。
【語源・由来】
「欲」は「不足、不満を満たしたいと願う。ほしがる。」
「目」は「め。まなこ。」
【類義語】
ひいき目
欲目（よくめ）の使い方
僕の弟はジャニーズに入所できると思うんだ。
それは間違いなく家族の欲目ね。
ともこちゃんの目から見てもイケメンでしょう？
正直言って、中の上くらいかな。
欲目（よくめ）の例文
- 親の欲目という部分を差し引いても、ともこちゃんは優秀だ。
- 飼い主の欲目かもしれないが、我が家の犬が世界一だ。
- 一昨日来た雌よりも、しばらく飼いなじんだ雌の方に愛着がある。その彼の欲目が、そう思わせたのかもしれなかった。家族なく暮らしている彼は、自分のそんな欲目を憎んだ。（川端康成、禽獣）
- 惚れた欲目で、ともこちゃんは健太くんがイケメンに見えるだけだよ。
- 欲目で見ると、物事を正しく見れなくなる。
「親の欲目と他人の僻目」とは？
「欲目」を用いた表現の一つに「親の欲目と他人の僻目」があります。
「親の欲目と他人の僻目」とは、親は我が子がかわいいために、その子を実力以上に評価するが、他人に対しては偏見の目で見るということ。
【例文】
- 健太くんのお父さんは、健太くんのことは褒め他の家の子のことは貶し、親の欲目と他人の僻目だ。
- 親の欲目他人の僻目というような考えのモンスターペアレントが多い。
