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「雑多」の意味と使い方や例文!「種々雑多」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
雑多

【読み方】
ざった

【意味】
種々のものごとがごたごたと入り交じっていること。

【語源・由来】
「雑」は「まじる。まざる。入り乱れる。」
「多」は「おおい。たくさん。」

【類義語】
ごちゃごちゃ 雑然

【対義語】
斉一

雑多(ざった)の使い方

ともこ
健太くん。種々雑多な本があるのね。
健太
偏らず種々雑多なジャンルの本を読むようにしているんだ。
ともこ
種々雑多すぎて、どこに何の本があるか分からないわ。分類わけしましょう。
健太
分類わけするなんて図書館みたいだね。読みたい本を見つけるとき楽になりそうだ。

雑多(ざった)の例文

  1. 雑多なものはまとめて押し入れにしまってある。
  2. こうして民族的な雑多な系統は消滅したが、それは別の形で残ったものもある。(坂口安吾、安吾の新日本地理)
  3. 子供は、図鑑で雑多な知識を吸収して語彙を増やしていく。
  4. 床の上に物が積み重なっていると雑多な印象を与える。
  5. 駅前はいろんな店があり雑多な空間だった。

「種々雑多」とは?

雑多」を用いた表現の一つに「種々雑多(しゅじゅざった・しゅしゅざった)」があります。

種々雑多」とは、いろいろまじっていることという意味です。

【類義語】
・千違万別(せんいまんべつ)
・千差万別(せんさまんべつ)
・千姿万態(せんしばんたい)
・千状万態(せんじょうばんたい)
・千態万状(せんたいばんじょう)
・千態万様(せんたいばんよう)
・千緒万端(せんちょばんたん)
・雑然紛然(ざつぜんふんぜん)
・参差錯落(しんしさくらく)
・紛擾雑駁(ふんじょうざっぱく)
・紛然雑然(ふんぜんざつぜん)

【例文】

  1. このフィルターが、種々雑多な異物を取り除いてくれる。
  2. 家の中には種々雑多な仕事がたくさんある。
  3. この国には種々雑多な人種が暮らしている。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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