【二字熟語】
残滓
【読み方】
ざんし
【意味】
のこりかす。のこったかす。
【語源・由来】
残った滓の意。
【類義語】
残骸、残飯
残滓(ざんし)の使い方
新しいエネルギー資源としてバイオエタノールが注目されているね。
バイオエタノールは、麦や稲、サトウキビ、トウモロコシ、綿、ヤシ房などの農産物の残滓からつくられるのよね。
食品ロスを減らすことにもつながるよね。
バイオエタノールが実用化されたら、石油に頼る必要がなくなるわね。
残滓(ざんし)の例文
- 伊勢神宮では、人類最古の蛇神信仰の残滓が今も保存されている。
- いかなる海鳥糞も、その肥沃さにおいては都市の残滓に比すべくもない。大都市は排泄物を作るに最も偉大なものである。(ヴィクトル・ユゴー、レ・ミゼラブル)
- ここにいう他の理解可能な夢思想というのは、目覚めて生活している時の残滓である。(フロイト、フロイト自伝)
- このカットソーは、本来廃棄物になる残滓であるコーヒー豆を染料として、二次的有効活用している製品です。
- 人間の尊厳が叫ばれる現代でも、家父長制とその残滓は世界中に色々な形で残っている。
「残滓」と「残渣」の違いは?
「残滓」に似ている語に「残渣(ざんさ)」があります。
「残渣」とは、「残りかす。ろ過などした際に残った不溶物。」という意味です。
「残滓」も「残渣」も残りかすという意味です。
しかし「残渣」には、ろ過などした際に残った不溶物という意味がある点が違います。