読み方で悩みやすい漢字の一つに、「固執」があります。
Q「固執」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか？
次の３択から選んでみて下さい。
固執の読み方
- 「こしゅう」
- 「こしつ」
- 「こしゅう」と「こしつ」両方とも
このページでは、悩みやすい「固執」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「固執」の読み方は、「こしゅう」？「こしつ」？
固執の正しい読み方は、「こしゅう」「こしつ」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「執」の音読みには「シツ」「シュウ（シフ）」があるので、どちらも読めそうです。
現在では、固執の読み方として「こしゅう」「こしつ」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「こしゅう」と「こしつ」の両方です。
ただし、「こしつ」は固執の慣用読みです。固執の本来の読み方は「こしゅう」でしたが、「こしつ」と読む人が多くなり一般化したために、現在では「こしつ」も正しい読み方となりました。
広辞苑で「こしつ」を引くと、「こしゅう」の項目に導かれます。一方、新明解国語辞典（第四版）の「こしゅう」の項目には「こしつ」の老人語と記されています。
「固執」の意味は、「こしゅう」も「こしつ」も同じ
固執の意味は「自分の考えを押し通そうとすること」「主張を曲げないこと」です。
「固」には「かたく」「あくまでも」の意味があります。
一方、「執」には「こだわる」「まもる」の意味があります。
固執を用いた例文には「いままでのやり方に固執する」があります。
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まとめ
- 固執の読み方は、「こしゅう」「こしつ」のどちらも正しい。
- 本来の読み方は「こしゅう」だった。
- 固執の慣用読み「こしつ」を使う人が多くなり一般化して、正しい読み方となった。
- 固執は「自分の意見を曲げないこと」を意味する。
