読み方で悩みやすい漢字の一つに、「飛鳥」があります。
Q「飛鳥」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
飛鳥の読み方
- 「あすか」
- 「ひちょう」
- 「あすか」と「ひちょう」両方とも
このページでは、悩みやすい「飛鳥」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「飛鳥」の読み方は、「あすか」?「ひちょう」?
飛鳥の正しい読み方は、「あすか」「ひちょう」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「飛」の音読みには「ヒ」、訓読みには「と(ぶ)」「と(ばず)」があります。また、「鳥」の音読みは「チョウ」、訓読みは「とり」です。
飛鳥の読み方は「あすか」「ひちょう」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「あすか」と「ひちょう」の両方です。
広辞苑には「あすか」と「ひちょう」の両方の項目がありますが、意味が違っています。
「飛鳥」の意味は、「あすか」と「ひちょう」で違う!
飛鳥(あすか)の意味は「6世紀末から7世紀前半に宮殿が造営された奈良盆地南部の一地方」です。
「飛」には「とぶ」の意味があります。一方、「鳥」には「とり」の意味があります。
飛鳥(ひちょう)の意味は「空を飛ぶ鳥」「非常に動作の速い様」です。
飛鳥(あすか)を用いた例文には「飛鳥時代の仏像を拝む」があります。
飛鳥(ひちょう)を用いた例文には「飛鳥の早業」があります。
まとめ
- 飛鳥の読み方は、「あすか」「ひちょう」のどちらも正しい。
- 飛鳥(あすか)は一般的に「かつて宮殿を造営した奈良盆地南部の一地方」を意味する。
- 飛鳥(ひちょう)は「空を飛ぶ鳥」「非常に動作の速い様」を意味する。