読み方で悩みやすい漢字の一つに、「欠片」があります。
Q「欠片」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
欠片の読み方
- 「かけら」
- 「けっぺん」
- 「かけら」と「けっぺん」両方とも
このページでは、悩みやすい「欠片」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「欠片」の読み方は、「かけら」?「けっぺん」?
欠片の正しい読み方は、「かけら」「けっぺん」どちらなのでしょうか。実際に読もうと思うと難しいと感じるかもしれませんね。
「欠」の音読みには「ケツ」「ケン」があり、音読みには「か(ける)」「か(く)」「あくび」があります。また、「片」の音読みには「ヘン」、訓読みには「かた」「きれ」「ペンス」がありますが、漢字の読み方だけではよくわからないかもしれませんね。
欠片の読み方としては「かけら」が正しく、「けっぺん」は間違いになります。
正解は、①の「かけら」です。
広辞苑には「かけら」の項目はありますが、「けっぺん」はありません。
「欠片」の意味
欠片の意味は「物の欠けた片」「壊れたり取れたりした何かの一部分」や「ごくわずかな量のたとえ」です。
「欠」には「かく」「かけら」の意味があります。また、「片」には「きれはし」「かけら」「わずか」などの意味があります。
新明解国語辞典(第四版)の「かけら」の項目には「欠片」ではなく「欠ら」と記されており、「『ら』は接辞」とあります。接辞は接頭語と接尾語の総称であり、接尾語の「ら」の意味の中には「複数で一つにとどまらないこと」があります。
欠片を用いた例文には「土器の欠片を見つけた」「良心の欠片もない」があります。
まとめ
- 欠片の読み方は「かけら」が正しい。
- 「けっぺん」と読むのは間違い。
- 欠片は「壊れたり取れたりした何かの一部分」や「ごくわずかな量のたとえ」を意味する。