【二字熟語】
心外
【読み方】
しんがい
【意味】
①心の外。
②思いもよらないこと。意外。また、予期に反して遺憾に思うこと。
【語源・由来】
「心」は「こころ。きもち。精神。」
「外」は「かんがえる。かんがえ。計画。」
【類義語】
意外、思いがけない、想定外
心外(しんがい)の使い方
電車の中で高齢の方が立っていたから席を譲ったんだ。
良いことをしたのね。
なのに、老人扱いするとは心外だって怒られてしまったんだ。
悲しい出来事だったわね。
心外(しんがい)の例文
- 非難されるとは心外だ。
- 健太くんは心外な顔をしている。
- まことに心外です。
- 私の発言がそのような意味に受け取られるとは心外です。
- わが社に対する彼の告訴は心外です。
「心外」と「遺憾」の違いは?
「心外」に似た意味の言葉に「遺憾」があります。
「遺憾」は「思い通りにいかず心残りなこと。残念。気の毒。(公的な場で、釈明や不満の意を表すときにも用いる。)」という意味です。
「心外」と「遺憾」の違いは
「心外」・・・悪い意味で意外だ。(怒りを含む)
「遺憾」・・・思い通りにいかず心残りなこと、残念なこと。
という点です。
「君からそんなことを言われるとは心外だ。」というように、「心外」は怒りのニュアンスを含みます。「遺憾」は、「誠に遺憾です。」のように「残念です」という意味で使われ、怒りのニュアンスはありません。