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「心外」の意味と使い方や例文!「遺憾」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
心外

【読み方】
しんがい

【意味】
①心の外。
②思いもよらないこと。意外。また、予期に反して遺憾に思うこと。

【語源・由来】
「心」は「こころ。きもち。精神。」
「外」は「かんがえる。かんがえ。計画。」

【類義語】
意外、思いがけない、想定外

心外(しんがい)の使い方

健太
電車の中で高齢の方が立っていたから席を譲ったんだ。
ともこ
良いことをしたのね。
健太
なのに、老人扱いするとは心外だって怒られてしまったんだ。
ともこ
悲しい出来事だったわね。

心外(しんがい)の例文

  1. 非難されるとは心外だ。
  2. 健太くんは心外な顔をしている。
  3. まことに心外です。
  4. 私の発言がそのような意味に受け取られるとは心外です。
  5. わが社に対する彼の告訴は心外です。

「心外」と「遺憾」の違いは?

心外」に似た意味の言葉に「遺憾」があります。

遺憾」は「思い通りにいかず心残りなこと。残念。気の毒。(公的な場で、釈明や不満の意を表すときにも用いる。)」という意味です。

心外」と「遺憾」の違いは

心外」・・・悪い意味で意外だ。(怒りを含む)
遺憾」・・・思い通りにいかず心残りなこと、残念なこと。

という点です。

「君からそんなことを言われるとは心外だ。」というように、「心外」は怒りのニュアンスを含みます。「遺憾」は、「誠に遺憾です。」のように「残念です」という意味で使われ、怒りのニュアンスはありません。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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