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「自嘲」の意味と使い方や例文!「自嘲気味」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
自嘲

【読み方】
じちょう

【意味】
自分で自分をあざけること。自分で自分を軽蔑しあざ笑うこと。

【語源・由来】
「自」は「おのれ」「じぶん」、「嘲」は「あざける」。このことから「自嘲」は「自分で自分をあざける」という意味。

【類義語】
自虐、卑下、自己嫌悪

【対義語】
自慢

自嘲(じちょう)の使い方

ともこ
健太くん。やけに落ち込んでるわね。
健太
昨日見た夢で、空手の試合で負けたんだ。夢の中でも現実でも負けるんだなって自嘲してしまったんだ。
ともこ
そんなことで落ち込んでいる暇があるなら、1に練習2に練習よ。
健太
そうだね。自嘲している暇なんてないね。

自嘲(じちょう)の例文

  1. 爆弾を開発した自分に戦争を非難する資格はないと自嘲した。
  2. 僕が参加しても場が白けるだけですからと自嘲気味に言った。
  3. ともこちゃんの声は自嘲的な調子だった。
  4. 自分にはまともな生き方などできないと自嘲気味に笑った。
  5. 万年平社員ですと自嘲気味に自己紹介した。

「自嘲気味」とは?

自嘲」を使った表現として、「自嘲気味」をよく見かけます。

気味」を接尾辞的に使う時は「ぎみ」と濁音で読み、「いくらかその傾向をおびていること。そのような様子であること。」という意味です。

なので、「自嘲気味」は「自分で自分を見下す様子・あざける傾向をおびている」という意味です。

自嘲気味」は「完全に自分で自分を卑下するわけではないが、卑下するような感じや傾向がある」というニュアンスを含みます。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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