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「失念」の意味と使い方や例文!「放念」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
失念

【読み方】
しつねん

【意味】
①うっかり忘れること。
②心を散漫させる煩悩の一つ。

【語源・由来】
「念」は「おもう。考える。おもい。心にとめて忘れない。ねんのため。」

【類義語】
忘れる、物忘れ

【対義語】
記憶、留意

失念(しつねん)の使い方

健太
しまった。宿題の締め切りを失念していた。
ともこ
忘れた人には三倍の追加課題が出るわよ。
健太
三倍?ともこちゃんの宿題を写させて。
ともこ
しょうがないわねえ。もう失念しちゃだめよ。

失念(しつねん)の例文

  1. メールを差し上げるのを完全に失念していました。
  2. すっかり失念していました。
  3. 結婚記念日だということをつい失念してしまった。
  4. お名前を失念して申し訳ありませんでした。
  5. 晩御飯を用意してくれてあったのを失念していた。

「失念」と「放念」の違いは?

失念」に似た言葉に「放念」があります。

放念」は「心にかけないこと。心配しないこと。放神。」(例:どうかご放念ください。)

という意味です。

失念」はうっかりという意味なので、漢字表記が似ていますが意味は異なります

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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