【二字熟語】
達観
【読み方】
たっかん
【意味】
①広く大きな見通しをもっていること。遠い将来の情勢を見通すこと。
②目先のことや細かなことに迷わされず、真理・道理を悟ること。俗事を超越し、さとりの境地で物事にのぞむこと。
【語源・由来】
「達」は「なしとげる。果たす。すぐれる。物事によく通じる。」
「観」は「かんがえる。ものの見かた。考え方。」
【類義語】
悟り、諦観、俯瞰、通覧、解脱、超越
【対義語】
執着
「達観してる人」とはどんな人?
「達観」は、「達観してる人だ。」というように使われる場合があります。
「達観してる人」は悟りの境地にいる人のことをいいます。
【達観してる人の特徴】
このことから、「達観してる人」は冷静沈着な人であるともいえます。
- 欲がない。
- 感情を無駄に表にださない。
- くよくよ悩まない。
- 群れずに一人でいる。
- 堂々としている。
達観(たっかん)の使い方
健太くんは冬山登山もするんでしょう?怖くないの?
生命あるものは簡単に失われることがあると達観しているからね。達観しているからこそ見える山からの情報っていうのがあって、それが面白いんだよ。
へえ。山登りは奥が深いのね。
そうだよ。だからやめられないんだ。
達観(たっかん)の例文
- 人生を達観する。
- 国の将来を達観する。
- ともこちゃんは大病を患っているが、事態を達観している。
- 子供の割に妙に達観したようなことを口にする。
- 達観した考えを持つ上司は、大きなプロジェクトでは頼りになる。