【二字熟語】
不詳
【読み方】
ふしょう
【意味】
つまびらかでないこと。くわしくわからないこと。
【語源・由来】
「詳」は「くわしい。つまびらか。つまびらかにする。」
【類義語】
未詳
不詳(ふしょう)の使い方
歴史上の人物は、生没年不詳の人が多いよね。
そもそも戸籍という概念が無かったり、災害で消失したりして分からなくなるんでしょうね。
大昔の人で生没年が分かっている人は、相当有名な人?
昔の人が後世に伝えたいと思うくらい偉い人でしょうね。
不詳(ふしょう)の例文
- この曲は長い間作者不詳だった。
- 身元不詳の死体があがった。
- 飛行機事故の原因は不詳です。
- 所持品が一切なく、被害者の住所氏名は不詳です。
- ともこちゃんはいくつになってもきれいで年齢不詳だ。
「不詳」と「不明」の違いは?
「不詳」に似ている語に「不明」があります。
「不明」は
①あきらかでないこと。はっきりしないこと。
②才知の足りないこと。事理に暗いこと。識見のないこと。
という意味です。
【両語の違い】
「不詳」・・・調べればわかるが現時点ではわからないこと
「不明」・・・まったくわからないこと。
例えば、
「作者不詳」・・・現時点で作者がだれかわかっていない。
「作者不明」・・・作者がだれかわからない上に、手がかりもない
というように「不詳」は現時点ではわからないけれども調査次第で判明するという意味、「不明」はまったくわからないという意味です。
違いを理解して上手に使い分けましょう。