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「遺志」の意味と使い方や例文!「遺志を継ぐ」とは?(類義語)

遺志の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
遺志

【読み方】
いし

【意味】
故人の生前の志。遺意。

二字熟語の博士
「遺志」という言葉は、亡くなった人が達成できなかった、あるいは達成することを望んでいた心の意志や願いを表すんだ。
助手ねこ
なるほど、それはつまり、「遺志」は、亡くなった人が達成できなかった、もしくは達成したかった目標や夢みたいなもんやな。

それを継ぎたいって思う人が、その人の遺志を引き継ぐ、っていう形で使うんやな。

【語源・由来】
「遺」は「のこす。のこる。」
「志」は「こころざす。こころざし。心のめざすところ。」

【類義語】
遺意

遺志(いし)の解説

カンタン!解説
解説

「遺志」っていう言葉は、亡くなった人が生前に達成できなかった、あるいは達成しようとした願いや目標のことを指すんだよ。

たとえば、「先生の遺志を継ぐ」という表現は、亡くなった先生が達成できなかった願いや目標を引き継いで、それを自分の目標とし、それを達成しようとするという意味になるよ。

だから、「遺志」っていう言葉は、達成できなかった人の願いや目標を指し、その遺志を継ぐという行為は、その願いや目標を自分のものとし、それを達成しようと努力するということを表しているんだね。

遺志(いし)の使い方

ともこ
健太くんは何で空手を習っているの?
健太
おじいちゃんの遺志なんだよ。孫と一緒に空手をやりたかったんだって。
ともこ
へえ。おじいちゃんの遺志を継いでいるなんて偉いわね。
健太
最初は遺志を継ぐためだったけど、今は楽しんでやっているよ。

遺志(いし)の例文

例文
  1. 父の遺志により、この土地は売らないことにしました。
  2. 師匠の遺志を継ぐ。
  3. 亡き祖父の遺志を継いで、選挙に出馬することにしました。
  4. 故人の遺志により、葬儀は行わないことになりました。
  5. 作家の生前の遺志を尊重します。

「遺志を継ぐ」とは?

遺志」は主に「遺志を継ぐ」という形で使われます。

遺志を継ぐ」は「故人が果たせなかったこころざしを引き受ける。」という意味です。

二字熟語の博士
「遺志を継ぐ」という表現は、亡くなった人が成し遂げられなかった願いや目的を、自分が引き受けて続けるという意味があるんだよ。
助手ねこ
そやな、「故人がやり遂げられなかったことを、自分が引き継いでやる」ってことやな。

亡くなった人の夢や目標を自分が続ける、そんな感じやな。

【例文】

  1. 津波で亡くなった父の遺志を継いで画家になる。
  2. 先生の遺志を継ぐとともに、この場所を守りたい。
  3. 姉の遺志を継いで世界を目指す。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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