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「踏襲」の意味と使い方や例文!「継承」との違いは?(語源由来・類義語・対義語)

【二字熟語】
踏襲

【読み方】
とうしゅう

【意味】
前人のあとをそのまま受け継ぐこと。蹈襲。

【語源・由来】
「踏」は「ふむ。ふまえる。あるく。ふみ行う。」
「襲」は「つぐ。受けつぐ。引きつぐ。あとをつぐ。」

【類義語】
倣う、準拠、受け継ぐ、維持、保守

【対義語】
更新、改革、改正、刷新

踏襲(とうしゅう)の使い方

健太
空手部の部長になったんだよ。
ともこ
へえ。健太くんを選ぶなんて、前の部長は思い切ったことをするわね。新風を吹き込みたかったのかしら。
健太
僕は新風なんて吹き込まないよ。前の部長のやり方を踏襲するんだ。
ともこ
その方が空手部は安泰でしょうね。

踏襲(とうしゅう)の例文

  1. 古い習慣を踏襲する。
  2. 現行の方式を踏襲する。
  3. 前例を踏襲する。
  4. 社長は従来の路線を踏襲することにした。
  5. 前任者のやり方を踏襲する。

「踏襲」と「継承」の違いは?

踏襲」に似た言葉に「継承」があります。

継承」は「うけつぐこと。承継。」という意味です。(例:戦争体験を継承する。)

踏襲」と「継承」どちらも「うけつぐ」という意味があるのですが、

踏襲」・・・前人の考え方ややり方
継承」・・・身分や財産

というように、受け継ぐものが違います

間違えないように正しく使いましょう。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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