【二字熟語】
踏襲
【読み方】
とうしゅう
【意味】
前人のあとをそのまま受け継ぐこと。蹈襲。
【語源・由来】
「踏」は「ふむ。ふまえる。あるく。ふみ行う。」
「襲」は「つぐ。受けつぐ。引きつぐ。あとをつぐ。」
【類義語】
倣う、準拠、受け継ぐ、維持、保守
【対義語】
更新、改革、改正、刷新
踏襲(とうしゅう)の使い方
空手部の部長になったんだよ。
へえ。健太くんを選ぶなんて、前の部長は思い切ったことをするわね。新風を吹き込みたかったのかしら。
僕は新風なんて吹き込まないよ。前の部長のやり方を踏襲するんだ。
その方が空手部は安泰でしょうね。
踏襲(とうしゅう)の例文
- 古い習慣を踏襲する。
- 現行の方式を踏襲する。
- 前例を踏襲する。
- 社長は従来の路線を踏襲することにした。
- 前任者のやり方を踏襲する。
「踏襲」と「継承」の違いは?
「踏襲」に似た言葉に「継承」があります。
「継承」は「うけつぐこと。承継。」という意味です。(例:戦争体験を継承する。)
「踏襲」と「継承」どちらも「うけつぐ」という意味があるのですが、
「踏襲」・・・前人の考え方ややり方
「継承」・・・身分や財産
というように、受け継ぐものが違います。
間違えないように正しく使いましょう。