温床の読み方・意味とは?(語源由来・類義語)
【二字熟語】
温床
【読み方】
おんしょう
【意味】
①わら・ガラス・ビニールなどで囲いをして、床に鋤き込んだ堆肥の発酵熱あるいは電熱などで内部を温め、促成栽培をする苗床。おんどこ。フレーム。
②ある(よくない)物事または思想などが生まれ育ちやすい環境。
2つ目は「問題が起きやすい環境」ってことやな。なんかトラブルが起こりそうな場所や状況を指すんやね。両方とも覚えとこっと。
【語源・由来】
元々「温床」は「わら・ガラス・ビニールなどで囲いをして、床に鋤き込んだ堆肥の発酵熱あるいは電熱などで内部を温め、促成栽培をする苗床」を指す語だった。意味が転じて「ある(よくない)物事または思想などが生まれ育ちやすい環境」という意味になった。
【類義語】
土壌、根城、巣窟
温床(おんしょう)の解説
「温床」っていう言葉は、2つの意味があるんだよ。
1つ目は、農業や園芸で使われる意味で、苗木や植物を早く育てるための特別な場所のことを言うんだ。この場所は、土をあたためることで、植物が成長しやすい環境を作っているんだよ。この温床の中では、堆肥(たいひ)や電気の熱を使って土を温めていることが多いんだ。外から見ると、板やコンクリートで囲まれていて、上部はビニールやガラスで覆われていることがよくあるよ。このような場所を「フレーム」や「おんどこ」とも呼ぶことがあるんだ。そして、この「温床」は特に冬の季節に利用されることが多いよ。
2つ目の意味は、ある結果や状況が生まれやすい場所や環境を指す言葉として使われることがあるんだ。この場合、大体は悪い意味で使われることが多いよ。例えば、「非行の温床」という言葉は、非行や悪い行動をする人が増えやすいような場所や環境を指しているんだ。
だから、「温床」っていう言葉は、使われる文脈や場面によって、2つの違う意味で使われることがあるんだよ。
温床(おんしょう)の使い方
温床(おんしょう)の例文
- 国境付近はテロ組織の温床になっている。
- 反日感情の温床となってきた。
- このサイトはフィッシング詐欺の温床になっている。
- 緊急事態に対応するために急遽作られたその制度は不正の温床になった。
- SNSは犯罪の温床になっていることを未成年は知るべきだ。
温床の文学作品などの用例
「悪の温床」とは?
「温床」は、「悪の温床」のように用いられ「よくない物事が生まれ育ちやすい環境」のことをいいます。
ほかにも「犯罪の温床(犯罪が発生しやすい環境)」といったりします。
例えば、トラブルが多発する場所や、悪いことをする人がたくさん集まるエリアとかを指すんやろ?「温床」って言葉、何か温かいイメージやけど、この場合はちょっとネガティブな意味合いが強いんやな。
2つ目の意味は、ある結果が生じる可能性が高い環境や場所を指すんだ。多くの場合、この意味で使われるときは、何か悪い結果や問題が生じる場所や状況を指していることが多いんだ。