格別の読み方・意味
【二字熟語】
格別
【読み方】
かくべつ
【中心の意味】
普通の場合とは程度・事柄が大きく違っていること。特に際立っていること。
【副詞的な使い方】
とりわけ。特に。「今日は格別寒い」など。
【別の使い方】
「〜なら格別」で「〜は別として・〜はともかくとして」。
【対義語】
明確な固定対義語はありません。文脈によって「普通」「一般」などが対照的に使われます。
「格別」の意味を簡単にいうと
「格別」は、普通とは違って、程度や事柄が特に際立っていることを表す言葉です。
「旅先で食べる朝食は格別だ」のように良い意味で使うこともあれば、「今年の寒さは格別だ」のように、単に程度が大きいことを表す場合もあります。
また、「子供なら格別、大人なら許されない」のように、「〜は別として」「〜はともかくとして」という意味でも使われます。
会話でわかる「格別」


「格別」は必ずしも「すばらしい」「上等」という褒め言葉ではありません。「今日は格別寒い」のように、程度が普通より大きいことを表す場合にも使えます。
「格別」の使い方
「格別」は、名詞・形容動詞的な使い方だけでなく、副詞的な使い方や「〜なら格別」という形でも使われます。意味を一つに決めつけず、文の形から判断するのがポイントです。
- 冬に食べる温かい鍋の味は格別だ。
- この地域の朝晩は格別に冷え込む。
- 初心者なら格別、経験者なら確認しておきたい内容だ。
- 平素より格別のご高配を賜り、ありがとうございます。
「格別に」「格別〜」の意味
「格別」は副詞として、「とりわけ」「特に」という意味で使えます。
- 今年の桜は格別に美しい。
- 今日は格別寒い。
- この料理は出来たてが格別においしい。
良いことだけでなく、暑さ・寒さ・厳しさなど、程度が際立っていることにも使えます。
「〜なら格別」とは?
「〜なら格別」は、「〜の場合は別として」「〜はともかくとして」という意味です。
たとえば「子供なら格別、大人なら自分で確認すべきだ」は、「子供の場合は別として、大人なら自分で確認すべきだ」という意味になります。
この「格別」は「とてもすばらしい」という意味ではありません。例外として別に考えるという使い方です。
「格別のご高配」とは?
「格別のご高配」は、ビジネス文書や改まったあいさつでよく使われる表現です。「高配」は相手の配慮・心配りを敬っていう言葉で、「格別のご高配」で特別な配慮・厚い心配りへの敬意や感謝を表します。
「平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます」のように使われます。
「格別」と「別格」「特別」「格段」の違い
意味が重なる部分はありますが、使い方には違いがあります。
| 言葉 | 中心となる意味 | 使い方の特徴 |
|---|---|---|
| 格別 | 普通とは程度・事柄が大きく違い、特に際立っている | 「格別おいしい」のように副詞でも使える。「〜なら格別」で「別として」の意味もある |
| 別格 | 普通の基準・格式とは別に扱う | 「別格の扱い」「あの選手は別格だ」のように、基準から別扱いであることを表しやすい |
| 特別 | ほかとはっきり区別されている | 「特別な日」「特別に許可する」など、最も広く使える |
| 格段 | 程度・段階の差が大きい | 「格段に良くなる」のように、比較して差が大きいことを表しやすい |
「格別」と「特別」は意味が重なるため、どちらが常に「上のランク」という関係ではありません。「格別」は程度の際立ちや副詞的用法、「特別」は他と区別されていることを広く表す点に注目すると使い分けやすくなります。
格別(かくべつ)の例文
- 運動したあとの冷たい水は格別においしく感じる。
- 今年の冬は、朝の冷え込みが格別厳しい。
- 長い準備を終えたあとの達成感は格別だった。
- 初心者なら格別、経験者ならこの手順は知っておきたい。
- 平素より格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
- 以前と比べて、作業の効率が格段に上がった一方、完成したときの喜びは格別だった。
「格別」についてのよくある質問
Q. 「格別」は何と読む?
「かくべつ」と読みます。
Q. 「格別」は褒め言葉?
褒める場面でよく使われますが、必ずしも褒め言葉とは限りません。「格別寒い」のように、程度が特に大きいことを表す場合にも使います。
Q. 「格別おいしい」は自然?
はい。「格別」は「とりわけ・特に」という意味で副詞的に使えるため、「格別おいしい」「格別美しい」のような言い方ができます。
Q. 「子供なら格別」の「格別」はどういう意味?
「子供の場合は別として」「子供ならともかく」という意味です。程度が高いという意味ではありません。
Q. 「格別」と「別格」は同じ?
意味が重なる部分はありますが、同じではありません。「格別」は程度や事柄が普通と大きく違うこと、「別格」は普通の基準や格式とは別に扱われることを表しやすい言葉です。
辞書の補足:「格別」には古い用法もある
「格別」には、古い用法としてそれぞれ別であること・別々に行うことを表す場合があります。
ただし、現代の一般的な文章では、「普通とは違って特に際立つ」「とりわけ・特に」「〜は別として」という使い方をまず押さえると理解しやすいでしょう。
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