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「耽溺」の意味と使い方や例文!「惑溺」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
耽溺

「酖溺」とも書く。

【読み方】
たんでき

【意味】
酒色などにふけりおぼれること。

【語源・由来】
「耽」は「ふける。夢中になる。」
「溺」は「心をうばわれる。夢中になる。」

【類義語】
ふける、溺れる、凝る、惑溺

耽溺(たんでき)の使い方

健太
ともこちゃん。この曲好きだったよね。
ともこ
一時期耽溺して、くり返し聴いたわ。
健太
今はもう聴かないの?
ともこ
聴き過ぎて聴き飽きちゃったのよ。

耽溺(たんでき)の例文

  1. 酒色に耽溺している。
  2. 江戸文学に耽溺する。
  3. 書物に耽溺している健太くんは書庫を作った
  4. オンラインゲームに耽溺しているともこちゃんにとって、ステイホームは苦ではなかった。
  5. ともこちゃんは、その世界に耽溺していく健太くんを心配そうに見ていた。

「耽溺」と「惑溺」の違いは?

耽溺」に似ている語に「惑溺(わくでき)」があります。

惑溺」は一つのことに心がうばわれて正しい判断力を失うこと。迷って本心を失うこと。

という意味です。

耽溺」も「惑溺」も一つのことに心うばわれることをいいます。

しかし、一般的に「耽溺」よりも「惑溺」の方が心をうばわれている度合いが強いというニュアンスがあります。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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