堅気の読み方・意味とは?(語源由来・類義語・対義語)
【二字熟語】
堅気
【読み方】
かたぎ
【意味】
①心がしっかりしていてまじめなこと。また、そのさま。律儀。
②職業や生活が、まっとうで、着実なこと。また、そういう人。
ちゃんとした生活をして、まじめに働いてる人のことを指すんやな。無駄に遊んだり、ふざけたりせんで、真面目に生きることの大切さを伝えてるんやね。
【語源・由来】
「堅」は「かたい。しっかりしている。かたく。たしかに。」
「気」は「心のはたらき。意識。性質。」
【類義語】
気質
【対義語】
ヤクザ、暴力団、アウトロー、極道
堅気(かたぎ)の解説
「堅気」という言葉はね、大きく分けて二つの意味があるんだよ。
まず、一つ目の意味は、心の中がしっかりとしていて、真面目なことを指すんだ。また、そういう性格の人のことも言うんだよ。例えば、「堅気な人」っていうと、心が強くて、ちゃんとしたことを大切にする人を指しているんだね。この場合の「堅気」は、律儀とか、きちんとしてるっていう意味に近いんだ。
次に、二つ目の意味は、職業や生活がまっすぐで、正当なものを指すことだよ。これは、何かちゃんとした仕事をしている、またはそういう正道を歩む人のことを言うんだ。例えば、「堅気の商売」というと、ちゃんとした、正当な商売のことを意味しているし、「堅気になる」という場合は、ちゃんとした生活を送るようになる、あるいは正道に戻るという意味になるんだ。
だから、「堅気」という言葉は、心がしっかりしていて真面目な人や、ちゃんとした生活をしている人、またはそのような生活や職業を指しているんだね。
堅気(かたぎ)の使い方
堅気(かたぎ)の例文
- 今は堅気の商売についているようです。
- かつては手がつけられなかった健太くんですが、堅気に暮らしています。
- 健太くんは雰囲気からいって堅気の人ではないと思う。
- 世間的には堅気で通る仕事をしているわけではないので、警察の厄介になるわけにはいかない。
- 堅気の女であるともこちゃんに出会って、堅気の生活をしようと決心した。
堅気の文学作品などの用例
「気質(かたぎ)」との違いを解説
「堅木」と同じ読み方で似ている言葉に「気質(かたぎ)」があります。
「気質」は「形木」が転じた語です。
「形木」とは、板に物の形を彫り、その模様を紙やきれに刷って染め付けるのに用いたもののことです。
「型として受け取れた気質(きしつ)」という意味から、「気質」はその職業・階層の人たちに共通して見られる思考の型や心理的傾向をいうようになりました。
しかし、「堅気」はこのような使い方や意味はありません。
「堅気」は主に、遊興・投機などをしないで、地道な職業に就いていること。またその職業をいう語なので意味が異なります。
一方で、「気質」というのは、もともと「形木」というものから来ていて、ある職業や階層の人たちが共通に持っている考え方や心の傾向を示す言葉なんだ。
そして、「気質」はな、昔の「形木」という板のことから来てて、例えば、お笑い芸人さんたちが似たようなユーモアのセンスを持ってるとか、医者さんたちが共通の考え方をするっていう感じやろ。なるほど、名前は似てるけど、意味はぜんぜんちゃうんやな。