【二字熟語】
高覧
【読み方】
こうらん
【意味】
相手を敬って、その人が見ることをいう語。
【語源・由来】
「高」は「相手への敬意を表す語。」
「覧」は「見ることを敬っていう語。」
【類義語】
清覧
【対義語】
拝見・拝読・拝受
高覧(こうらん)の使い方
ともこちゃん。資料を作り直したから、一度ご高覧いただき、お気付きの点等ございましたらお申し付けくださいませ。
丁寧にいわれても、今は忙しいから無理。
明らかに忙しくて機嫌が悪そうだから丁寧な表現にしてみたんだ。
明らかに見てわかるなら手伝いなさいよ。
高覧(こうらん)の例文
- 私の論文をご高覧に供したく存じます。
- ぜひ新製品をご高覧ください。
- ご高覧の程何卒よろしくお願い致します。
- 大変お手数ではございますが、お手隙の際にご高覧のほどよろしくお願い致します。
- お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご高覧いただければ幸いです。
「ご高覧のほど」とは?
「ご高覧」は「他人が見ること」の尊敬語です。
「高くかかげて相手に覧てもらう」という意味で使われます。
「ご高覧のほど」という言葉は手紙やメールで使われる書き言葉です。
「ご高覧のほど」の「ほど」は、「…のほど」の形で、断定を避け表現をやわらげるのに用いられます。「御自愛のほどを祈ります」「詳細のほどは、お問い合わせください」というように使われます。
「ご高覧のほど」は、会話で使ってはいけないわけではないのですが、堅苦しい印象を与えることから、目上の方に「見てください」と口頭で伝える場合は「ご覧ください」などが適切です。