数多の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
数多
【読み方】
あまた
【意味】
①数量の多いさま。たくさん。多く。名詞的にも用いる。
②程度のはなはだしいさま。非常に。はなはだしく。
なるほどな、それはつまり、「たくさん」や「非常に」って意味があるんやな。
たくさんの数のことを言うし、また、「すごく」「めっちゃ」という感じに使うこともできるんやな。使い方によっては、ちょっと難しそうやけど、実際は結構使えそうな言葉やな。
【語源・由来】
「数」は「かず。」
「多」は「数や量がおおい。」
【類義語】
幾多
【対義語】
一点、皆無、無
数多(あまた)の解説
カンタン!解説
「数多」という言葉は、主に2つの意味があるんだよ。
1つ目の意味は、「たくさん」や「多く」と同じで、ものごとが大量にあることを表すんだ。「数多の判例を集積する」では、「判例」つまり、裁判で出された結果や判断がたくさん集められているという意味になるね。「引く手数多」は、とても人気があって、たくさんの人が引きたがる、つまり選びたがるという意味だよ。
2つ目の意味は、「程度がはなはだしい」つまり、「非常に」や「とても」を意味するよ。たとえば、「数多すべなき」では、「非常に避けられない」つまり、「とても避けられない」という意味になるよ。この意味は、ちょっと古い感じの表現だけど、詩や文学などでよく使われるんだよ。
つまり、「数多」は「たくさん」または「非常に」という意味があって、文章によってどちらの意味になるかが変わるんだよ。
数多(あまた)の使い方
数多の星が輝いているね。
都会ではこんな星空を見ることはできないわね。
電気がない時代の人たちは、こんなに贅沢なものを見ていたんだね。
きれいね。
数多(あまた)の例文
- ここは数多の候補者がひしめき合う激戦区です。
- 健太くんは、引く手数多のエンジニアです。
- 数多の困難を乗り越えて完成させた。
- 健太くんに関する数多な真偽不明なエピソードが残っている。
- 数多の人が選手を一目見ようと集まっていた。
数多の文学作品などの用例
- ・・・達の人たち、その昔は数多の旅客も――これからさしかかって越えよう・・・ 泉鏡花「雪霊記事」
- ・・・隅に雑木の森があって数多の墓が見える。戸村家の墓地は冬青四五本を・・・ 伊藤左千夫「野菊の墓」
- ・・・に釘付けにせられて、数多の創から血を流しています。こんな恋愛がこ・・・ 著:オイレンベルクヘルベルト 訳:森鴎外「女の決闘」
「数多」の読み方は「あまた」「すうた」?
「数多」は、一般的に「あまた」の読み方で知られていますが、「すうた」とも読みます。
「数多(すうた)」は、数が多いことの古風な表現です。
「数多(すうた)」と辞書で調べると、意味の欄に「あまた」と書いてあることから、「数が多いこと」という意味は同じです。
しかし、「数多(すうた)」には「数多(あまた)」のような、(程度について)非常にはなはだしいという意味がない点が異なるので注意しましょう。
また、名詞としても使うことができるんだよ。さらに、程度が非常に高いこと、つまりはなはだしいさまを表すこともあるんだ。