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「要項」の意味と使い方や例文!「要綱」「要領」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
要項

【読み方】
ようこう

【意味】
大切な事柄。必要な事項。また、それを記した文書。

【語源・由来】
「要」は「大切なところ。かなめ。」
「項」は「小分けした一つ一つ。事柄。」

【類義語】
要目

要項(ようこう)の使い方

ともこ
健太くん。いつになったら勉強をし始めるの?
健太
入試が近づいたらするよ。
ともこ
各学校の要項を満たしていないと受験できないって知っていた?
健太
それって、普段の成績も大事ってこと?どうしよう。

要項(ようこう)の例文

  1. 入学試験の要項を手に入れる。
  2. エネルギー政策の実施要項を作成する。
  3. 下記の要項を満たしていることが応募条件です。
  4. 要項に従って申込書を記入する。
  5. 募集要項を掲示する。

「要項」と「要綱」「要領」の違いは?

要項」に似ている語に「要綱」「要領」があります。

「要項」と「要綱」の違い

要綱」は基本となる大切な事柄。また、それらをまとめたもの。綱要。

という意味です。

要項」と「要綱」はどちらも大事なことをまとめたものという意味です。

要項」と「要綱」の違いは、「」と「」という漢字です。

」は、「小分けした一つ一つ。事柄。」という意味です。対して「」は「物事を統括する大筋。」という意味です。

このことから、「要項」は、大切な事柄の詳しい項目、「要綱」は基本となる大切な事柄という意味の違いがあります。

「要項」と「要領」の違い

要領」は
①物事の最も大事な点。要点。(例:質問の要領がはっきりしない。)
②物事の要点をつかんだ、うまい処理の仕方。(例:要領が悪くてなかなか覚えない。要領よく話をする。)

という意味です。

要領」は、「物事の要点をつかんだ、うまい処理の仕方」という意味が、「要項」と違います。

しかし、「要領」には「物事の最も大事な点」という意味があり、「要項」に似ています。

要項」は、一般的に、箇条書きのように項目に分けて書かれますが、「要領」は箇条書きとは限らないという違いがあります。

また「要領」は、主に目的や方法などをいう場合に使われます。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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