【二字熟語】
要項
【読み方】
ようこう
【意味】
大切な事柄。必要な事項。また、それを記した文書。
【語源・由来】
「要」は「大切なところ。かなめ。」
「項」は「小分けした一つ一つ。事柄。」
【類義語】
要目
要項(ようこう)の使い方
健太くん。いつになったら勉強をし始めるの?
入試が近づいたらするよ。
各学校の要項を満たしていないと受験できないって知っていた?
それって、普段の成績も大事ってこと?どうしよう。
要項(ようこう)の例文
- 入学試験の要項を手に入れる。
- エネルギー政策の実施要項を作成する。
- 下記の要項を満たしていることが応募条件です。
- 要項に従って申込書を記入する。
- 募集要項を掲示する。
「要項」と「要綱」「要領」の違いは?
「要項」に似ている語に「要綱」「要領」があります。
「要項」と「要綱」の違い
「要綱」は基本となる大切な事柄。また、それらをまとめたもの。綱要。
という意味です。
「要項」と「要綱」はどちらも大事なことをまとめたものという意味です。
「要項」と「要綱」の違いは、「項」と「綱」という漢字です。
「項」は、「小分けした一つ一つ。事柄。」という意味です。対して「綱」は「物事を統括する大筋。」という意味です。
このことから、「要項」は、大切な事柄の詳しい項目、「要綱」は基本となる大切な事柄という意味の違いがあります。
「要項」と「要領」の違い
「要領」は
①物事の最も大事な点。要点。(例:質問の要領がはっきりしない。)
②物事の要点をつかんだ、うまい処理の仕方。(例:要領が悪くてなかなか覚えない。要領よく話をする。)
という意味です。
「要領」は、「物事の要点をつかんだ、うまい処理の仕方」という意味が、「要項」と違います。
しかし、「要領」には「物事の最も大事な点」という意味があり、「要項」に似ています。
「要項」は、一般的に、箇条書きのように項目に分けて書かれますが、「要領」は箇条書きとは限らないという違いがあります。
また「要領」は、主に目的や方法などをいう場合に使われます。