貫禄の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
貫禄
【読み方】
かんろく
【意味】
身に備わる威厳。おもみ。時に、「見かけは貫禄たっぷりだけどね」のように肥っていることをからかって、また、ばかにして使うことがある。
でも、時々「見かけだけは貫禄たっぷりやけどね」とかって、ちょっと太ってる人をからかうように使うこともあるんやな。見た目だけで判断せんと、中身も大切やで。
【語源・由来】
「貫」は「貨幣・重さ・俸禄(ホウロク)の単位。」
「禄」は「ふち(扶持)。役人の給料。」
【類義語】
威厳
貫禄(かんろく)の解説
「貫禄」という言葉は、人の身体や態度から感じられる、その人特有の重みや風格を意味する言葉なんだよ。
例えば、ある人がとても落ち着いていて、他の人たちを引きつけるような存在感があるとき、その人には「貫禄がある」と言える。これは、その人の経験や知識、態度などが組み合わさって、他の人たちから尊敬されるような存在になっていることを示しているんだ。また、年を取って経験を積んだ人がその風格や威厳を持っているとき、「貫禄がつく」と言ったり、その人が十分に貫禄を感じさせるときには「貫禄がある」や「貫禄十分だ」と言うことができるんだよ。
ただ、この「貫禄」という言葉は、時にちょっと違う使い方で使われることがあるんだ。それは「見かけは貫禄たっぷりだけどね」っていうような言い方で、肥っていることをちょっとからかって言ったり、軽くばかにして使うこともあるんだよね。この場合は、見た目が大きくて存在感はあるけど、実際はその人の性格や態度がそこまで重厚でない、という意味で使われることがあるよ。
ちなみに、文字としては「貫禄」と書くのが正しいんだけど、日常的には「貫録」と書くこともあるんだ。ただ、どちらの書き方も、その人の存在感や威厳を表しているという基本的な意味は変わらないんだよ。
だから、「貫禄」という言葉は、人の風格や威厳、存在感を表す時に使う表現なんだけど、時にはちょっとした冗談やからかいの意味で使われることもあるんだね。
貫禄(かんろく)の使い方
貫禄(かんろく)の例文
- 彼は社長の貫禄がない。
- スターの貫禄がある。
- 横綱の貫禄を示しました。
- 年を重ねるごとに貫禄が出てきた。
- 最上級生としての貫禄を示しましょう。
貫禄の文学作品などの用例
「貫禄がある」は女性に使う際は注意が必要
「貫禄」は、「貫禄がある」という表現で主に使われます。
「貫禄」は、「身に備わる威厳。おもみ。」をいう語なので、性別問わず使うことができます。
しかし、肥っていることをからかっていう意味もあるため、女性に対して使う場合には、男性以上に気を遣う必要があります。
女性に対して「貫禄がある」と使う場合には、スキルが上がった、信頼感があるなどのほめるべき具体的な内容を付け加えた方が誤解が生じることはありません。
これは、その人が持っている威厳や存在感のことを指しているよ。