後釜の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
後釜
【読み方】
あとがま
【意味】
①前任者のかわりにつく地位。また、その地位につく人。後任者。後替り。
②後添いの妻。後妻。
前の人がいなくなったあとに、その場所を引き継ぐ人のことを指すんや。後釜になるとは大役やな、前の人の足跡をしっかりと継ぐことが大事やろな。
【語源・由来】
火種が絶えないうちに次にかける釜の意。
【類義語】
後任、後継、代わり、継承者、跡取
【対義語】
新奇、斬新、新鮮
後釜(あとがま)の解説
「後釜」という言葉はね、二つの意味があるんだ。
1つ目の意味はね、前にその仕事や役職をやっていた人の後に、その地位につく人のことを指すんだ。たとえば、学級委員をやっていた友達が引っ越してしまって、その代わりに新しく学級委員になる子がいたら、その子は「後釜」って言えるんだよ。
また、「人を陥れて後釜にすわる」という例文は、他の人を困らせて自分がその人の代わりになる、つまり、悪い方法で自分がその地位に就くことを指しているよ。
2つ目の意味は、お父さんやお母さんが再婚して、新しく家族になったお父さんやお母さんのことを指すんだ。たとえば、お父さんが新しい奥さんを迎えた場合、その新しい奥さんは「後釜」っていうことになるよ。これはちょっと古い表現で、今はあまり使わないかもしれないけどね。
後釜(あとがま)の使い方
後釜(あとがま)の例文
- 健太くんを後釜にすえる。
- 退団したエースの後釜として健太くんは期待されている。
- 結婚引退した女優の後釜としてともこちゃんは大活躍した。
- 社長に後釜として選ばれただけあって、ともこちゃんは優秀だ。
- 病気で退職した社員の後釜を探している。
後釜の文学作品などの用例
失礼になる?「後任 」との違いは?
「後釜」と似たような意味の語に「後任(こうにん)」があります。「後任」は「前任者についで任務につくこと。また、その人。」という意味です。
「後釜」「後任」は同義ですが、「後釜」には「後妻」という意味が含まれる点が異なります。
「後釜」には「後釜をねらう」「後釜争いが始まる」のように悪い意味で用いる点も「後任」と違うのではと誤解される方もいるかもしれませんが、悪いニュアンスで使われることがあるだけで「後釜」には悪い意味は含まれません。
また、後釜にはもう一つ意味があり、それは新しく迎え入れた奥さんのことを指す場合もあるんだ。一方で、後任は前の人がいた任務に代わって就く人のことを表しているよ。
それに対して、「後任」は前の人がやってた任務を引き継ぐ人のことを指すわけや。ちょっとニュアンスが違うんやな。これは、言葉の奥深さを感じさせてくれるな。
また、もう一つの意味としては、前の妻の後に迎える新しい妻、つまり後妻を指すこともあるんだ。