【二字熟語】
粗略
「疎略」とも書く。
【読み方】
そりゃく
【意味】
物事の扱い方などが丁寧でないこと。また、そのさま。ぞんざい。
【語源・由来】
「粗」は、「大ざっぱで念入りでない。いいかげん。」
「略」は、「はぶく。かんたんにする。」
【類義語】
ぞんざい、適当、略式、省略、冷遇、あしらう
【対義語】
丁寧、懇切、丁重、大切
粗略(そりゃく)の使い方
健太くん。そのオブジェは粗略に扱ってはダメよ。
これ、オブジェなの?
卒業生が残した卒業記念の作品よ。
それは大事に扱わないとだめだね。
粗略(そりゃく)の例文
- ごみ処理を粗略にする。
- 陛下に対して粗略にならないように。
- 最初は丁寧だったが、次第に粗略になっていった。
- 買わない客に対して露骨に粗略な対応をした。
- 先輩を粗略にできない。
「疎略」と「粗野」「粗雑」の違いは?
「粗略」に似ている語に「粗野(そや)」と「粗雑(そざつ)」があります。
「粗略」と「粗野」の違い
「粗野」は、「言動が下品であらあらしくて、洗練されていないこと。また、そのさま。」という意味です。
「粗略」は、扱いがいい加減でぞんざいなことをいい、「客(本)を粗略に扱う」というように、物や人に対して幅広く使われます。
対して「粗野」は、言動があらあらしいことをいい、「粗野な振舞い」というように、主に、人に対して使われる点が違います。
「粗略」と「粗雑」の違い
「粗雑」は、「いいかげんで大ざっぱなこと。また、そのさま。ざつ。」という意味です。
なので、「粗雑」と「粗略」は同義語です。
使い方も同じなので言い換えることが可能です。