【二字熟語】
凡百
【読み方】
ぼんぴゃく
「ぼんびゃく」「ぼんひゃく」とも読む。
【意味】
いろいろのもの。かずかず。もろもろ。
【語源・由来】
「凡」は「全体を通じて。おしなべて。」
「百」は「数が多い。たくさんの。」
【類義語】
数多、多数
【対義語】
唯一
凡百(ぼんぴゃく)の使い方
この絵が、その後の絵画を変えたんだって。
凡百の画家が、この絵を真似したのね。
そうなんだよ。大きく絵画の流れを変えてしまう絵を描くってすごいことだよね。
本物の天才ね。
凡百(ぼんぴゃく)の例文
- 凡百の人間と違ってともこちゃんは優れている。
- 無名の空手部を全国優勝させた彼は、凡百な監督とは一味違うことを証明してみせた。
- 凡百の中の特別な存在です。
- 凡百な塾とは格が数段違います。
- 凡百な本を買いそろえるよりも、それ一冊があれば事足りるといっても過言ではない。
「凡百」と「平凡」「凡俗」の違いは?
「凡百」に似ている語に「平凡(へいぼん)」「凡俗(ぼんぞく)」があります。
「凡百」と「平凡」の違い
「平凡」は、これといったすぐれた特色もなく、ごくあたりまえなこと。また、そのさま。
という意味です。
「凡百」は、いろいろなものをいうのに対して、「平凡」は、特色がないあたりまえなことをいうので意味が違います。
「凡百」と「凡俗」の違い
「凡俗」は、
①ありふれていてとりえのないこと。また、その人や、そのさま。
②煩悩 (ぼんのう) にとらわれていること。また、その人。凡夫。
という意味です。
「凡百」は、いろいろのものという意味です。対して「凡俗」は、とりえのないこと、煩悩にとらわれていることをいうので意味が違います。