苦艱の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
苦艱
【読み方】
くかん
【意味】
つらい目にあって、苦しみ悩むこと。艱難。
なんかもう、ピンチで大変な時ってことやね。
【語源・由来】
「苦」は「精神的・肉体的につらい思いをする。くるしい。くるしみ。」
「艱」は「難しくて動きがとれないこと。難儀。」
【類義語】
艱難、艱難辛苦
苦艱(くかん)の解説
「苦艱」という言葉はね、本当に大変で、心も体も痛いくらいつらい経験や状況をあらわしているんだよ。これは、すごく苦労すること、いわば大きな困難って意味なんだ。
例えば、「地獄の苦艱を訴える」〈芥川・芭蕉雑記〉っていう文章では、地獄みたいにすごくつらい思いをしていることを人に話すことを言っているんだね。地獄って、とっても苦しいところとして想像されるから、そのくらい大変な苦しみを表現しているんだ。
また、「仕事のプレッシャーに苦艱している」というのは、仕事で感じるプレッシャー、つまり責任とか期待とかで、精神的にすごく苦しんでいる状態を表しているんだ。これは、日々の仕事の中で抱えるストレスや圧力によって、大変な苦労をしていることを言っているよ。
ちなみに、「苦艱」は「くかん」と読むことが一般的だけど、「くげん」とも読むことがあるんだ。だけど、どちらの読み方でも意味は同じで、すごくつらい試練や状況のことを言っているんだよ。
だから、「苦艱」という言葉は、人がすごく辛いことや大きな困難に出会ったとき、それにどう立ち向かっているか、どんなに苦しいかを表しているんだね。
苦艱(くかん)の使い方
苦艱(くかん)の例文
- こんな風に苦艱を受けているのは、世界に自分だけではないとわかっている。
- 家康には、長い間人質として苦艱をなめた経験がある。
- 神を信じれば、あらゆる苦艱は歓楽に変わる。
- 苦艱の毎日だったが、今思えば出世の近道だった。
- 健太くんのうかつな行動のせいで、子々孫々まで苦艱を受けることになった。
目上には失礼?
「苦艱」は、つらい目にあって苦しむことをいうので、できれば使うことがない方が幸せな言葉です。
人が「苦艱」を受けているのかどうか判断が難しいので、一般的に、自分自身が「苦艱」にあることをいう語です。
なので、もともと人に対して使うことがない言葉である上に、悩み苦しむ状態にあることをいう言葉であるため、目上の人に対して使うべきではありません。
人が困難や苦悩に直面していることを意味しているんだ。