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「気骨(きぼね)」の意味と使い方や例文!「気骨が折れる」とは?(類義語)

気骨の読み方・意味とは?(類義語)

意味

【二字熟語】
気骨

【読み方】
きぼね

【意味】
心づかい。気苦労。心配。

「気骨」単体で使うことはほぼなく「気骨が折れる・気骨を折る」の慣用句として使われることがほとんど。
二字熟語の博士
「気骨」という言葉は、心づかいや気苦労、心配のことを意味するんだよ。

人が他人のことを思いやり、悩んだり心配したりする心の動きを表している言葉なんだ。

助手ねこ
そやな、「気骨(きぼね)」は、他人のことを気にかけて、心を使うことやな。

人のために考えて、気を揉んで、気を使う、そういうのが「気骨」なんやな。心の中で他人のことを想う、そんな気持ちのことを指してるんやろな。

【語源・由来】
「気」は「精神・感情の働き。」
「骨」は「ほね。」

【類義語】
心づかい、気苦労、心配

気骨(きぼね)の解説

カンタン!解説
解説

「気骨」という言葉はね、心づかいや、気苦労、心配という意味があるんだよ。

でも、この「気骨」って言葉を普通に「気骨」だけで使うことはあんまりなくて、ほとんどは「気骨が折れる」や「気骨を折る」という言い回しで使われるんだ。

例えば、「取引先の接待は、気骨が折れるばかりで楽しくもない」というのはね、取引先との接待でとても気を使って、疲れ果ててしまい、全然楽しめなかったということを表しているんだ。

また、「超高級レストランでの食事は、マナーに注意せねばならないので気骨が折れる」と言うのは、高級レストランでは、エチケットやマナーが重要視されるので、それらの事に気を使わなければならず、精神的に疲れたり、ストレスを感じたりすることを表現しているんだ。

だから、「気骨」という言葉は、気を使ったり、気を配ったり、心配したりすることを表しているんだね。

気骨(きぼね)の使い方

健太
偉い人たちに囲まれていると気骨が折れるよね。
ともこ
そんなに大したことをしていないのに疲れたわね。
健太
偉い人って気を遣われる側だから、気骨が折れることは無いんだろうね。
ともこ
勉強を頑張って偉くなりたいな。

気骨(きぼね)の例文

例文
  1. ともこちゃんの家は格式が高いので、行くのは気骨が折れます。
  2. 娘の結婚問題は気骨が折れる。
  3. あんな姑がいるなんて、彼女もなかなか気骨が折れよう。
  4. 接客は気骨が折れるから、裏方仕事が良い。
  5. 親戚との食事会は気骨が折れるし、何を食べたのかよく覚えていない。

気骨の文学作品などの用例

  1. ・・・双方で痩せるくらいに気骨の折れるものだという事に帰着するようであ・・・ 太宰治薄明

  2. ・・・ないし、それはそれは気骨が折れる、金がいる、時間が費える、真平だ・・・ 夏目漱石倫敦消息

  3. ・・・これは彼の気骨を物語っている。その反面に、明治が、その現実におい・・・ 宮本百合子木の芽だち

「気骨が折れる」とは?

気骨」には、「気骨が折れる」ということわざがあります。

気骨が折れる」とは、「あれこれ気を使って精神的に疲れる。気疲れする。」という意味です。

二字熟語の博士
「気骨が折れる」という表現は、多くの心配事や気を使うことで精神的に疲れてしまう、つまり、気疲れすることを表現しているんだ。

これは、物事に対して心を砕いたり、悩んだりした結果、心が疲れてしまう状態を表現しているんだ。

助手ねこ
なるほどぉ、要するに、「気骨が折れる」てのは、心配事やえらい気を使って、心の中がもうくたくたになっちゃうことやんな。

心づかいや気苦労がたくさんあって、もう心が折れてしまう、それが「気骨が折れる」やね。なるほどぉ、心が疲れるって大変やね。

【例文】

  1. 新人教育は気骨が折れるものですが、近年ハラスメントにうるさいのでさらに気骨が折れます。
  2. 顧客の接待は、何かと気骨が折れます。
  3. 馴染みのないパーティーなので気骨が折れました。