格段の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
格段
【読み方】
かくだん
【意味】
①物事の程度の差がはなはだしいこと。また、そのさま。
②物事の程度が普通をはなはだしく超えていること。また、そのさま。
例えば、うまいラーメン屋と普通のラーメン屋の違いとか、あるいは、特別な才能を持った人と普通の人との差を言うときに、この「格段」という言葉を使うんやな。要するに、とんでもなく特別やってことやろ。
【語源・由来】
「格」は「がちっとはめこまれた一定の枠。規則・基準・地位・等級」
「段」は「ひときわ。いっそう。」
【類義語】
段違い
格段(かくだん)の解説
「格段」という言葉は、物事の程度や質が非常に違う、または普通よりもはるかに優れていることを表す言葉なんだよ。
最初の意味は、物事の差がとても大きいこと、またはそのような状態を指しているんだ。「一年前に比べて格段に上達した」では、一年前と今を比べると、今の方がとてもうまくなっていること、つまり、その技能や能力がかなり向上していることを表しているよ。「格段の相違」も、二つのものや事柄の間に大きな違いがあることを示しているんだ。
二つ目の意味は、物事の程度が通常よりも非常に高いこと、またはそのような状態を指しているんだ。「この格段なる地位に於いても」〈漱石・吾輩は猫である〉では、通常の地位や立場よりも非常に高い、特別な地位を指しているよ。
さらに、「格別(かくべつ)」という言葉との関連もあるよ。この言葉も「格段」と似ていて、何かが特別である、または他のものとは一線を画するものを指す時に使われることが多いんだ。しかし、文脈によって使い方が微妙に違うこともあるから、使う時はそのニュアンスをよく確認してね!
だから、「格段」という言葉は、何かが普通よりも特別に優れている、または物事の間に大きな違いがあることを示すときに使われる表現なんだよ。
格段(かくだん)の使い方
格段(かくだん)の例文
- 格段のご配慮を願う。
- 実力に格段の差がある。
- アメリカに留学して、彼の英語は格段に進歩を遂げた。
- ハンデを付けるほど格段の差があるわけではない。
- ともこちゃんの方が格段に優れていたのに優勝は彼の方だった。
格段の文学作品などの用例
「格段」と「格別」の違いを解説
「格段」に似ている語に「格別(かくべつ)」があります。
「格別」は、
①普通の場合とは程度・事柄が違っていること。また、そのさま。格段の違いがあるさま。特別。
②それぞれ別であること。また、それぞれ別に行うこと。
③程度のはなはだしいさま。また、特に他と区別されるさま。特別。とりたてて。
④普通とは違う、別の扱いがなされるさま。別として。ともかくとして。
という意味です。
「格段」も「格別」も、「冬の鍋は格別(格段)にうまい」というように、程度がはなはだしいという意味で使われ、置き換えることが可能です。
しかし、「格段」は、他との違いがかなり大きい場合に使われ、「格別」は、他と比べて特にまさっている場合に使うことが多いという違いがあります。
一方、「格別」という言葉は、普通の場合や一般的な状態とは異なる、特別な状態や事柄を指すんだよ。それは物事の程度が特に大きい場合や、他のものと明確に区別されるときに使われる。また、「とりわけ」という意味合いも強く持つんだ。
それに対して、「格別」は、何かが「特別」や「普通とは違う」時に使うんやな。例えば、「このお店のサービスは格別」とか、他とは一線を画するものを示すんやな。つまり、「格段」は度合いの差を強調する感じで、「格別」は特別さを強調する感じやね。
つまり、他のものとは比べ物にならないほど、すごく差があるときや、何かが普通のレベルを大きく超えていること、その状態を示す言葉なんだよ。