生憎の読み方・意味とは?(語源由来・類義語)
【二字熟語】
生憎
【読み方】
あいにく
【意味】
期待や目的にはずれて、都合の悪いさま。折あしく。
「折あしく」「ぐあい悪く」っていう意味もあるから、「うまくいかないとき」や「ついてないとき」を表すんやな。
これは、「すべてが思うようにはいかへんこと」を教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
「あやにく」の転。「あや」は感動詞。「にく」は憎しの語幹。「生」は当て字。
【類義語】
残念ながら、折悪しく
生憎(あいにく)の解説
「生憎」っていうのは、うーん、なんて言えばいいかな。あ、そうだ、例えば、お友達が遊びに来るって約束したのに雨が降ってしまったとき、その雨のことを「生憎の雨」って言うんだよ。だから、「生憎」っていう言葉は、何かが思った通りにいかないとき、あるいは都合が悪いときに使うんだ。
例えば、「生憎な空模様」って言ったら、晴れてほしかったのに、雲が多くて雨が降りそうな空のことを指しているんだよ。それから、「生憎ですが、もう売り切れました」って言ったら、ほしかったものがもうないという意味だね。
そして、「生憎」は副詞としても使われて、何かが思うようにいかなかったときに使うことができるんだ。例えば、「彼を訪ねたが、生憎留守だった」って言ったら、友達の家に遊びに行ったけど、友達が家にいなかった、という意味になるんだよ。
生憎(あいにく)の使い方
生憎(あいにく)の例文
- お生憎様、そうは思い通りにはなりませんよ。
- 生憎なことにみんな留守でした。
- 欲しいんだが、生憎、お金の持ち合わせがないんだ。
- 生憎明日はいけません。
- 明日のゴルフ大会は、生憎雨のようです。
生憎の文学作品などの用例
「お生憎様」とは?
「生憎」は「お生憎様」という表現でよく使われます。
「お生憎様」は、「生憎 」を丁寧にいう語で、相手の希望に応じられず申し訳ないという気持ちを表す語。皮肉の気持ちを込めていうこともあります。
ただし、時々、皮肉の意味も含まれることがあるよ。
でも、時々、ちょっと皮肉っぽい意味もあるんやで。それは、「相手の望みに応えられへんときの、ちょっと申し訳ない感じ」や、「皮肉っぽい感じ」を表してるんやな。
【申し訳ない】
・お生憎様ですが在庫を切らしております。
・まことにお生憎様なことですが、主人は出かけております
【皮肉な表現】
・お生憎様、そうはいきませんよ。
・お生憎様、先約がありますの。
というように使われます。
また、「折あしく」「ぐあい悪く」という意味もあって、計画通りにいかない、ついてない状況を指すよ。