悪意の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
悪意
【読み方】
あくい
【意味】
①他人を憎み、害を加えようとする気持ち。わるぎ。
②よくない意味。
③法律上の効力に影響を及ぼす事情を知っていること。道徳的な意味での善悪とは異なる。
それに、法律の話になると、自分が何かやった結果、それが法律にどう影響するかをちゃんとわかってる状態も「悪意」って言うんやで。これは、ただの善悪の話とはちょっと違うんやな。
【語源・由来】
「悪」は「正しくない。わるいこと。」
「意」は「心の中の思い。気持ち。考え。」
【類義語】
害意、悪心、故意、敵意
【対義語】
善意、好意
悪意(あくい)の解説
「悪意」っていうのは、いくつかの意味があるよ。
1つ目の意味は、他人に対して嫌な感情を持ち、わざと害を与えようとする気持ちのことだよ。例えば、「悪意を抱く」っていうと、他人に対して故意に何か悪いことをしようと思っている状態を指すよ。また、「悪意に満ちた眼差し」っていうと、その人の目が他人を傷つけるような意図を持っていることを表すよ。
2つ目の意味は、よくない、つまりネガティブな意味を持つことを指すよ。たとえば、「発言を悪意に取る」って言ったら、その発言をネガティブな意味で解釈する、つまりその発言を否定的な意味で理解するという意味になるよ。
3つ目は法律の世界で使われる意味で、特定の状況や事実を知っていることを指すんだ。これは善悪という道徳的な概念とは少し違って、法律上の問題に関連するんだ。例えば、他人のプロパティを不法に保有していることを知っている状態を「悪意」であるというように使うことがあるよ。
悪意(あくい)の使い方
悪意(あくい)の例文
- SNSには、悪意に満ちたコメントがあふれている。
- 悪意のない冗談なんだから、ここは笑ってよ。
- 被害妄想に囚われた健太くんは、ともこちゃんの発言を悪意に取った。
- 私は健太くんには何の悪意も抱いていない。
- 健太くんの言葉には明らかな悪意を感じます。
悪意(あくい)の文学作品などの用例
- ・・・現にその話をした時にも悪意のある微笑を浮かべながら、「やはり霊魂というものも物質的存在とみえますね」などと註釈めいたことをつけ加えていました。僕も幽霊を信じないことはチャックとあまり変わりません。けれども詩人のトックには親しみを感じていまし・・・ 芥川竜之介 「河童」
- ・・・いささかでも監督に対する父の理解を補おうとする言葉が彼の口から漏れると、父は彼に向かって悪意をさえ持ちかねないけんまくを示したからだ。彼は単に、農場の事務が今日までどんな工合に運ばれていたかを理解しようとだけ勉めた。彼は五年近く父の心に背い・・・ 有島武郎 「親子」
「悪意を感じる」とは?
「悪意」を用いた表現の一つに「悪意を感じる」があります。
「悪意を感じる」とは、故意に他人を憎み害を加えようとする気持ちを感じ取るという意味です。
他人がわざと悪いことをしようとする心の動きを、自分が察知するんやな。
【例文】
- さっきの健太くんの態度に悪意を感じた。
- 小食の私に丼に大盛でご飯をよそうなんて悪意を感じる。
- 毎日、家の前に吸い殻を捨てていくなんて悪意を感じる。
それは、他人に対する悪い感情や、不適切な意図を指すことが多い。また、法律の文脈では、ある事情が法的な影響を及ぼすことを理解している状態を指すこともあるんだ。