「悪質」の意味と使い方や例文！「悪質極まりない」とは？（類義語・対義語）

悪質の読み方・意味とは？（類義語・対義語）

【二字熟語】
悪質

【読み方】
あくしつ

【意味】
①品物などが粗悪なこと。また、そのさま。
②たちが悪いこと。また、そのさま。

「悪質」という言葉は、一つ目の意味として、品質が悪い、つまり粗悪な状態を指すんだ。

そしてもう一つの意味としては、性格や行動が良くない、つまり悪いことを表しているんだよ。

そやな。それは「物がヘタクソ」や「行動や性格がダメダメ」って意味があるんやな。要するに、質が悪い、品物でも人でも、良くない状態を表してるんやな。

これは、良質を心掛けて生きるってことを教えてくれる言葉やな。

【語源・由来】
質が悪い意。

【類義語】
粗悪

【対義語】
良質

悪質（あくしつ）の解説

カンタン！解説

1つ目の意味は、何か物が粗悪、つまり質が悪いことを指すよ。たとえば、「悪質な貨幣」というのは、偽造されたお金や、品質が劣るお金を指すんだ。逆に「良質」とは、品質が良い、優れたものを指す言葉だよ。

2つ目の意味は、人の行為や態度が本当に悪い、つまり道徳的によくないことを指すよ。例えば、「悪質ないたずら」は、ただ楽しみのためじゃなくて、他人を困らせるためにするいたずらを指すよ。この場合の「悪質」は、ちょっと悪ふざけする以上に、本当に問題がある行為を指しているんだ。

だから、「悪質」っていう言葉を使うときは、その文脈や状況によってどの意味で使われているのかを理解することが大切だね。

悪質（あくしつ）の使い方

振り込め詐欺は、せっせとためた老後の資金をだまし取る悪質な犯罪だよね。

許せないわよね。

根絶できないかな。

警察は頑張ってくれているんだけど、なかなか大変そうね。

悪質（あくしつ）の例文

1. ピンポンダッシュは悪質ないたずらだ。
2. 彼は、粗悪品を高く売る悪質な商人だ。
3. これは悪酔いしそうな悪質な酒だ。
4. 悪質なドライバーを取り締まる。
5. 携帯電話の普及で、学校のいじめは悪質になった。

悪質（あくしつ）の文学作品などの用例

1. ･･･あの間隙を埋めている悪質の虚偽の説明がまた、こたえられずうれしい･･･ 太宰治「苦悩の年鑑」
2. ･･･けれども私は、悪質の小説の原稿を投函して、たちまち友人知己の嘲笑･･･ 太宰治「乞食学生」
3. ･･･校の三年のとき、或る悪質の教師が、生徒を罰して得意顔の瞬間、私は･･･ 太宰治「酒ぎらい」

「悪質極まりない」とは？

「悪質」を用いた表現の一つに「悪質極まりない（あくしつきわまりない）」があります。

「悪質極まりない」の「極まりない」とは、この上なくはなはだしいという意味です。

「悪質極まりない」とは、この上なくたちが悪いという意味です。

「悪質極まりない」という言葉は、物事や人がこれ以上なく悪い、つまり非常に品質が悪い、あるいは行動や性格が非常に問題があるということを指すんだよ。

なるほどな、それはつまり、「最悪や、これ以上悪くなることはない」ってことやな。

物でも人でも、それが非常にダメダメ、ヘタクソって状態を表してるんやな。これは、常に良い行動を心がけ、質の良いものを選ぶことの大切さを教えてくれる言葉やな。

【例文】

1. 被疑者は衝動的に犯罪を行い、残忍で悪質極まりない。
2. 悪質極まりない手口で、顧客に不利益な保険を契約させた。