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「別格」の意味と使い方や例文!「格別」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
別格

【読み方】
べっかく

【意味】
きまった格式以外で、特別であること。

【語源・由来】
「別」は「とりわけ。特に。他と異なる。」
「格」は「がちっとはめこまれた一定の枠。規則・基準・地位・等級など。」

【類義語】
特別、格別、特殊

【対義語】
凡庸

別格(べっかく)の使い方

健太
キリスト教徒にとって復活祭は別格なんだって。
ともこ
へえ。復活というすごいことを成し遂げたから?
健太
キリストの死への勝利であり、再臨の象徴だからなんだって。
ともこ
日本では、復活祭はウサギと卵の日みたいになっているわね。

別格(べっかく)の例文

  1. 優秀な人はこの会社に他にもいるが、彼女は別格なんだ。
  2. すぐれた作品ばかりだったが、その銅像は別格の存在感を持っていた。
  3. 英語を話せる人は多いが、彼の英語力は別格だ。
  4. 老いたとはいえ、彼の芸は別格だね。
  5. 彼は給料も研究費も別格の扱いを受けていた。

「別格」と「格別」の違いは?

別格」に似ている語に「格別(かくべつ)」があります。

格別」とは、
①それぞれ別々にすること。なること。
②格段の差があること。格段。特別。とりわけ。

という意味です。

別格」も「格別」も、他のものとは違っていることをいいます。

しかし「別格」は、同種のものとは同一に扱えないほど、それが高く評価され、特別な扱いを受けるという意味がある点が違います。

また「格別」には、それぞれ別々にするという意味がありますが、「別格」にその意味はありません。