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「利器」の意味と使い方や例文!「文明の利器」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
利器

【読み方】
りき

【意味】
①よく切れる万物。するどい兵器・武器。
②便利な器具。優れた性能の機械。
③役に立つ才能。

【語源・由来】
「利」は「よく切れる。」
「器」は「心の広さ。才能。道具。」

【類義語】
利剣、発明、機巧

【対義語】
鈍器

利器(りき)の使い方

健太
文明の利器のおかげで、女性の社会進出が進んだよね。
ともこ
昔は洗濯は手洗いだったもんね。
健太
今では、洗濯も炊飯も、外出先でスマホから操作できる時代になったよ。
ともこ
文明ってすごいわよね。

利器(りき)の例文

  1. しかしそれはいざという万一の場合に保留された彼の利器に過ぎなかった。(夏目漱石 明暗)
  2. 蓄音機に限らずあらゆる文明の利器は人間の便利を目的として作られたものらしい。しかし便利と幸福とは必ずしも同義ではない。(寺田寅彦 蓄音機)
  3. しかし道徳はいつでも田川夫人のような立場にある人の利器で、夫人はまたそれを有利に使う事を忘れない種類の人であった。(有島武郎、或る女)
  4. 飛行機という文明の利器のおかげで、簡単に世界一周することが可能になった。
  5. 石器時代には、石器のみではなく竹や木からも利器や道具が作られていた。

「文明の利器」とは?

文明」を用いた表現の一つに「文明の利器(ぶんめのりき)」があります。

文明の利器」とは、物質的文化の発達によりもたらされた、便利な機械や器具という意味です。

【例文】

  1. スマホという文明の利器は便利な反面、多くの犯罪を生み出した。
  2. この部屋には、クーラーなどという文明の利器はおいていない。