【二字熟語】
別段
【読み方】
べつだん
【意味】
①他と異なること。常と変わること。
②(多く打消しの語を伴って、副詞的に)格別。とりわけ。
【語源・由来】
「別」は「とりわけ。特に。他と異なる。」
「段」は「物事の区切り。」
【類義語】
殊に、特に、とりわけ
別段(べつだん)の使い方
健太くん。泳ぐのが好きじゃないの?
好きなわけじゃないし、別段嫌いというわけでもないよ。
楽しそうに見えないもんね。
水の中は動きづらいから、陸の上のスポーツの方が好きなんだよ。
別段(べつだん)の例文
- その試合は、別段見たいと思わないから行かないよ。
- 園芸には別段興味が無いから、君の自慢の庭の話はつまらないよ。
- 留守番中、別段変わったことは無かったよ。
- これという別段の理由もなく空手を習い始めた。
- 別段レアなケースだとは思わない。
「別段」と「特段」の違いは?
「別段」に似ている語に「特段(とくだん)」があります。
「特段」は、「特別。格段。」という意味です。
「別段」も「格段」も、他と違うことをいいます。
しかし「特段」は、他とまるで違うことをいい、「別段」よりも段違いに他と違うことをいいます。
また「別段」は、打消しの語を伴って「格別。とりわけ。」という意味がある点も「格段」と違います。