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「別段」の意味と使い方や例文!「特段」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
別段

【読み方】
べつだん

【意味】
①他と異なること。常と変わること。
②(多く打消しの語を伴って、副詞的に)格別。とりわけ。

【語源・由来】
「別」は「とりわけ。特に。他と異なる。」
「段」は「物事の区切り。」

【類義語】
殊に、特に、とりわけ

別段(べつだん)の使い方

ともこ
健太くん。泳ぐのが好きじゃないの?
健太
好きなわけじゃないし、別段嫌いというわけでもないよ。
ともこ
楽しそうに見えないもんね。
健太
水の中は動きづらいから、陸の上のスポーツの方が好きなんだよ。

別段(べつだん)の例文

  1. その試合は、別段見たいと思わないから行かないよ。
  2. 園芸には別段興味が無いから、君の自慢の庭の話はつまらないよ。
  3. 留守番中、別段変わったことは無かったよ。
  4. これという別段の理由もなく空手を習い始めた。
  5. 別段レアなケースだとは思わない。

「別段」と「特段」の違いは?

別段」に似ている語に「特段(とくだん)」があります。

特段」は、「特別。格段。」という意味です。

別段」も「格段」も、他と違うことをいいます。

しかし「特段」は、他とまるで違うことをいい、「別段」よりも段違いに他と違うことをいいます。

また「別段」は、打消しの語を伴って「格別。とりわけ。」という意味がある点も「格段」と違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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