【二字熟語】
敏腕
【読み方】
びんわん
【意味】
物事をてきぱきと処理する能力があること。うできき。
【語源・由来】
「敏」は「とし。はやい。すばやい。さとい。かしこい。」
「腕」は「はたらき。」
【類義語】
辣腕、有能
【対義語】
鈍腕
敏腕(びんわん)の使い方
健太くんのお兄さんは編集者なのよね。
廃刊になりかけていた雑誌を読みたい雑誌No.1にした敏腕編集者だよ。
すごいわね。兄弟だとは思えないわね。
ひどいよ。
敏腕(びんわん)の例文
- 敏腕な弁護士に頼みました。
- ともこちゃんは敏腕な刑事です。
- 総理の秘書として敏腕をふるう。
- この物語は、敏腕探偵とへっぽこ刑事が出ている。
- 敏腕プロデューサーに曲を作ってもらう。
「敏腕」と「凄腕」や「辣腕」の違いは?
「敏腕」に似ている語に「凄腕」や「辣腕」があります。
「敏腕」と「凄腕」の違い
「凄腕(すごうで)」は人並みはずれた手腕。普通の人にできないようなことをやってのける実力。また、その実力の持ち主。
という意味です。
「敏腕」も「凄腕」も仕事ができる人に使われますが、「敏腕」が「てきぱきこなす」という意味に重きを置いて使われる点が「凄腕」と異なります。
「敏腕」と「辣腕」の違い
「辣腕(らつわん)」は物事をてきぱきと処理する能力のあること。敏腕。すごうで。うできき。(例:辣腕をふるう。辣腕家。)
という意味です。
「敏腕」と「辣腕」はてきぱきこなすという意味が同じです。しかし、「辣腕」の「辣」に「きびしい。はげしい。すごい。むごい。」という意味があり、「辣腕」は遠慮などしない、非情なニュアンスを含む点が「敏腕」と異なります。