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「屈指」の意味と使い方や例文!悪い意味でも使われる?(類義語・対義語)

屈指の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
屈指

【読み方】
くっし

【意味】
多くの中で、特に数え上げるに値するほどすぐれていること。指折り。

二字熟語の博士
「屈指」という言葉はね、たくさんの中でも特にすぐれていて、数え上げる価値があるものを指すんだよ。

つまり、その中で最も優れていると認められるもの、という意味なんだ。

助手ねこ
ほー、それはつまり、「指折り数えるほどの、めっちゃええもん」ってことやな。

たくさんある中から、これは特にいい!ってなるもんを言うんやね。なんか、すごいもんやねんってわかりやすく教えてくれる言葉やな。

【語源・由来】
指を折って数える意から。

【類義語】
傑出、秀逸、出色、抜群

【対義語】
凡庸、平凡、月並

屈指(くっし)の解説

カンタン!解説
解説

「屈指」という言葉は、「指折り」、つまり、多くの中で指を折って数え上げるほどに、一番素晴らしいと思われるものや、特に重要なものを選ぶことを意味しているんだ。

たとえば、「国内屈指の強豪チーム」という表現では、そのチームが日本全国にある数え切れないほど多くのチームの中で、特に技術が高く、成績が良くて、評価が高いチームの一つとして認識されていることを表しているんだよ。つまり、そのチームはただ強いだけじゃなくて、他のチームと比べても特に優れているということを意味しているんだ。

また、「屈指の名作」という言葉は、非常に多くの作品の中で、特に芸術的価値が高い、または人々に深い印象を与えた作品を指しているんだ。これは単に「いい作品」というだけでなく、歴史に残るような、人々が何年も話題にするような、特別な作品を意味しているよ。

だから、「屈指」という言葉は、たくさんある中で数える価値があるほど特別なものや、際立って素晴らしいものを表しているんだね。

屈指(くっし)の使い方

健太
ここは県内屈指の名勝だよ。
ともこ
きれいなところね。
健太
あの松尾芭蕉もここを訪れ、感動して句を詠んだそうだよ。
ともこ
へえ。私も一句詠んでみようかしら。

屈指(くっし)の例文

例文
  1. サッカーに興味がないともこちゃんは知らないだろうけど、彼は、プレミアリーグ屈指のゴールキーパーだよ。
  2. 小沢征一は世界屈指の指揮者です。
  3. 彼は、この町屈指のお金持ちです。
  4. ここは僕が気に入っている日本でも屈指のスキー場です。
  5. 世界屈指のピアニストの演奏を思いがけず聴くことができた。

屈指の文学作品などの用例

  1. ・・・の一節は二葉亭の作中屈指の評判物であるが、あれは仲猿楽町時代の飼・・・ 内田魯庵二葉亭余談

  2. ・・・、一朝にしてロオマ史屈指の暴君たるの栄誉を担った。かつて叡智に輝・・・ 太宰治古典風

  3. ・・・とベルリン大学に居る屈指の諸大家は、一方アインシュタインをなだめ・・・ 寺田寅彦アインシュタイン

悪い意味でも使われる?

屈指」は、悪い意味でも使われるでしょうか。いいえ。使われません。

屈指」は、「多くの中から特に指を折って数え立てられるほど、すぐれていること。指折り。」という意味なので、いい意味でしか使われません。

「国内屈指の景勝地」「本日屈指の好取組」のように、すぐれたもの、いいものに対して使われます。