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「微細」の意味と使い方や例文!「細微」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
微細

【読み方】
びさい

【意味】
①きわめて細かく小さいこと。転じて、些細 (ささい) なこと。また、そのさま。
②地位・身分が低くいやしいこと。

【語源・由来】
「微」は「小さい。細かい。弱い。」
「細」は「こまかい。こまごましている。」

【類義語】
細微

【対義語】
巨大

微細(びさい)の使い方

健太
虫眼鏡を使うと微細な虫が見えるね。
ともこ
虫眼鏡ってすごいわよね。
健太
微細なものが大きく見えるんだからすごい発明だよね。
ともこ
こんなにたくさんの命に囲まれて生きているんだってびっくりするわよね。

微細(びさい)の例文

  1. 微細にわたってのべる。
  2. 貝殻の微細な破片が足に刺さって痛い。
  3. 健太くんの気持ちの変化が微細に記してある。
  4. 微細な塵が飛んでいる。
  5. 目で見えないほどの微細な傷がある。

「微細」と「細微」の違いは?

微細」に似ている語に「細微(さいび)」があります。

細微」は
①非常に細かいこと。また、そのさま。微細。
②身分が卑しいこと。微賤。

という意味です。

微細」も「細微」も非常に細かいさまをいいます。

微細」の方が「細微」よりも一般的に使われ、「微細な生物」のように、極めて小さくこまごましているさまをいいます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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