【二字熟語】
無礼
【読み方】
ぶれい
古くは「ぶらい」「むらい」とも。
【意味】
礼儀にはずれること。また、そのさま。失礼。不躾 (ぶしつけ) 。無作法。
【語源・由来】
「無」は「存在しない。…がない。」
「礼」は「秩序ある社会生活を営むうえでの定まった作法や儀式。のり。」
【類義語】
非礼、失礼
【対義語】
慇懃、敬意
無礼(ぶれい)の使い方
健太くんが次期空手部部長なの?
そうなんだよ。
先輩方に無礼な態度をとることがままあるのに、よく選ばれたわね。
実力だね。
無礼(ぶれい)の例文
- なんて無礼なやつだ。
- 無礼を働いたことをお許しください。
- 今日は無礼講だ。
- 社長にため口をきくとは無礼なやつだ。
- 無礼極まりない態度だ。
「無礼」と「失礼」「非礼」の違いは?
「無礼」に似ている語に「失礼(しつれい)」「非礼(ひれい)」があります。
「無礼」と「失礼」の違いは?
「失礼」は
①他人に接する際の心得をわきまえていないこと。礼儀に欠けること。また、そのさま。失敬。
②他人のもとを立ち去ることのていねいな言い方。
③軽く謝るとき、人に何かたずねたり頼んだりするとき、また人と別れるときなどのあいさつの言葉。
という意味です。
「無礼」も「失礼」も、礼を欠くことをいいます。
「失礼」の方が、一般的に広く使われますが、「無礼」の方が、礼を欠く度合いが強いです。
また、「失礼」には「無礼」には無い、「他人のもとを立ち去ることのていねいな言い方。」や「軽く謝るとき、人に何かたずねたり頼んだりするとき、また人と別れるときなどのあいさつの言葉。」という意味があります。
「無礼」と「非礼」の違いは?
「非礼」は、「礼儀にそむくこと。また、そのさま。」という意味です。
「無礼」も「非礼」も、礼を欠くことをいいます。
同じ意味ですが、「非礼」の方が「無礼」よりも礼を欠いた状態をいいます。