【二字熟語】
謬見
【読み方】
びゅうけん
【意味】
まちがった考え。あやまった意見。
【語源・由来】
「謬」は「間違う。あやまる。あやまり。」
「見」は「見かた。考え。」
【類義語】
先入観、偏見、色眼鏡で見る、バイアスがかかる
【対義語】
正しい考え方
謬見(びゅうけん)の使い方
インターネット上の情報を鵜呑みにしたら大変な目にあったよ。
都市伝説に近い風説や謬見ばかりだもんね。
最近では、ニュース記事でも誤字脱字が多いし、謬見ばかりで信用できないんだよね。
特にコロナウィルスに関する記事は、専門家でも未知のことが多くて謬見が散見されたわよね。
謬見(びゅうけん)の例文
- 文学絵画の品評にまでとかく作家の等級をつけたがるは何たる謬見ぞや。
- のみならず近代の短篇詩は、浪漫派を始めとして、著るしく皆感情的で、昔の叙事詩等のものに比し、却ってその点で特色している。故に上述のような解説が、皮相な謬見にすぎないことは明らかである。(萩原朔太郎、詩の原理)
- コロナウィルスは風邪と同じというのは謬見だ。
- 彼の発言は、時代錯誤の謬見だ。
- それは無知から来る謬見にすぎない。そんな謬見は改めるべきだ。
「謬見を正す」とは?
「謬見」を用いた表現の一つに「謬見を正す(びゅうけんをただす)」があります。
「謬見を正す」とは、まちがった考えやあやまった意見を改めるという意味です。
【例文】
- お金があればすべて解決できるという謬見を正すべきだ。
- 生徒に指摘されて、素直に謬見を正す。